スティーヴン・キングの『ダーク・タワー』


ダーク・タワー1 ガンスリンガー

1982年

なにもかもが奇妙に歪んだ地、この世ならぬ異境で〈黒衣の男〉を追い続ける孤高の男がいた。最後の〈ガンスリンガー〉、拳銃使いのローランド。彼はひとりの少年と出会い、ともに旅を続けるが――。〈黒衣の男〉とは何者なのか? ローランドの過去とは? そして、〈暗黒の塔〉とは……? 幾多の謎を秘めた壮大な探求の旅、ダーク・ファンタジーの金字塔が、いま開幕する!

書籍版:ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)


ダーク・タワー〈2〉運命の三人

1987年

旅をともにしてきた少年ジェイクを、〈暗黒の塔〉への執念から見捨てた〈ガンスリンガー〉ローランド。旅を続ける彼は〈黒衣の男〉の言葉通り浜辺へと辿り着くが、そこで待っていたのはロブスターの化け物だった……。右手の指2本を失うという拳銃使いとして致命的な傷を負ったローランドが、毒と熱に苦しむなか、発見した不思議なドアとは――。キング畢生の超大作シリーズ第II部!

不思議なドアは、現実世界のニューヨークへと通じていた! 麻薬中毒で運び屋のエディ。両脚を事故で失った美しき二重人格者オデッタ/デッタ。無差別殺人愛好者の公認会計士、モート。それぞれに異なった年代に生きる彼らを〈暗黒の塔〉の異世界へと引き込もうとするローランドは、果たしてこの〈運命の三人〉の中から旅の仲間を得ることが出来るのか? 物語が、本格的に始動する!

書籍版:ダーク・タワー〈2〉運命の三人〈上〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈2〉運命の三人〈下〉 (新潮文庫)


ダーク・タワー〈3〉荒地

1991年

〈旅の仲間〉エディとスザンナを得たローランドは、二人を新たな〈ガンスリンガー〉として教育しながら〈暗黒の塔〉への旅を続けていた。だがやがて彼の精神は、〈ドア〉のむこうで救った少年ジェイクの記憶に引き裂かれていく。一方、現実世界に暮らすジェイクもまた……。彼らは再び〈ドア〉を開き、タイム・パラドックスを修復できるのか? 緊張感満点、キング畢生の超大作第III部!

本当の三人目〉の仲間を得て、運命によって結束した集団〈カ・テット〉となったローランドたち。人の言葉を解する奇妙な小動物オイも加わって辿り着いた平和な町で、彼らは崩壊した都市に残る超高速モノレールの存在を知る。すなわち、〈荒地〉を横断する音速の〈ブレイン〉――。駅を目指す彼らの旅路を襲ったものとは? 禍々しい予感を秘めつつ、中断不能の圧倒的迫力に満ちた第III部!

書籍版:ダーク・タワー〈3〉荒地〈上〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈3〉荒地〈下〉 (新潮文庫)


ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球

1997年

高度な知性を持ちながら、自殺願望から無謀な超高速走行へと突入したサイコモノレール〈ブレイン〉。絶望的なスピードで暴走を続ける列車内部に閉じこめられたローランドたちが脱出する方法はただひとつ。「なぞなぞ勝負」で〈ブレイン〉に勝つこと!  刻一刻と迫る死の影、絶体絶命の彼らに勝機は果たしてあるのか? そして、ついに明かされるローランドの過去とは。絶好調シリーズ第IV部!

ローランドにはかつて、心の底から愛した少女がいた――。〈ガンスリンガー〉への試練を突破し、故国を離れた14歳の晩夏、ローランドは二人の親友、陽気なカスバートと沈着なアランとともに〈男爵領〉内の町ハンブリーにいた。父の密命のもと、偽名で任務を遂行するローランドの前に現れたその少女は、思いもよらぬ運命へと彼を導いていく……。甘美なる恋と、おぞましき陰謀の行方!

ハンブリーの町で芽吹く瞬間を待っていた謀りごとはついにローランドたちを巻き込み始める。無上の恋の喜びが、のちにさらなる痛みと、刻印のような哀しみへと変わるとも知らずに……。幼い二人が交わした真実の愛の行方は。いまもローランドを苦しめる記憶とは。万人の心を揺るがさずにはおかない、最初で最後の恋のありかた、超大作ファンタジーの、絶妙のターニング・ポイント。

書籍版:ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈上〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈中〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈下〉 (新潮文庫)


ダーク・タワー〈5〉カーラの狼

2003年

カーラの町に届いた最悪の報せ――謎の略奪者〈狼〉の来襲。双子ばかりが生まれるその町に一定の歳月ごとに現れる彼らは、双子の片割れを奪い去り、やがて巨人に育つ愚者として送り返す。いつしか町は諦めつつあった。その蛮行を。子どもが聡明さを失う哀しみを。そう、〈ガンスリンガー〉が現れるまでは。戦うことを思い出すまでは。完結への伏線に満ちた、六年ぶりのシリーズ第V部。

〈狼〉襲来まで残されたのは30日――。スザンナの不吉な妊娠と禍々しい第四の人格の出現に不安を抱えたまま、ローランドたちはカーラのキャラハン神父に導かれて町へと到着する。人々が自ら戦いを選び取るかどうかを確かめるために。そして、語られるキャラハンの過去。彼は〈現実世界〉のセイラムズ・ロット、あの『呪われた町』の神父だった……。過去と現在、現実と異世界が融合を始める!

凶悪な装備を誇る〈狼〉たちとの決戦の日はついに来た。〈狼〉とはいったいなんなのか。キャラハンが封印する水晶球〈十三番目の黒球〉とは。奇異な振る舞いを続けるスザンナ/マイアの真意は。〈暗黒の塔〉を守る薔薇の命運に、カーラの人々を組織したローランドの秘策、そして凄絶な戦いの帰趨――。幾多の謎が絡み合い、もつれ合いながらも怒濤のように解きほぐされていく、圧巻の終幕!

書籍版:ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈上〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈中〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈5〉カーラの狼〈下〉 (新潮文庫)


ダーク・タワー〈6〉スザンナの歌

2004年

スザンナが消えた。あの忌まわしき魔道師の水晶球〈十三番目の黒球〉とともに――。〈狼〉との死闘の前後、秘かに支配力を増していた第四の人格マイアの意志のもと、スザンナは妖魔の子を産むためにひとり1999年のニューヨークへと転移していた。何者かに操られるように行動するマイアの意図とは。そして、残された一行に彼女を追う術はあるのか。いよいよ大詰めの第VI部、緊迫の開幕!

こここそが本物の世界、〈暗黒の塔〉へと到る唯一の現実だった! スザンナの安否に焦燥しながら、追跡行をジェイクとキャラハン神父に委ねたエディは、ローランドとともに1977年のメイン州に飛んだ。そこで彼らは、衝撃の人物と出会うことになる……。一方、スザンナ/マイアとの距離を縮め続けたジェイクらが陥った危機とは。完結目前の驚愕と絶望、ついにすべての謎がここに出揃う!

書籍版:ダーク・タワー〈6〉スザンナの歌〈上〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈6〉スザンナの歌〈下〉 (新潮文庫)


ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔

2004年

「父殺し」の宿命を背負った妖魔の子モルドレッドの誕生は間近に迫っていた。囚われたスザンナ。1977年のメイン州に転移し、未来を変えようとあがくローランドとエディ。スザンナを救うべく、いままさに吸血鬼たちの巣窟へと突入した少年ジェイクとキャラハン神父(とオイ)。悲劇がすぐに、訪れるとも知らず……。圧倒的スケールで探求の旅と人の絆を描き出す超巨篇の最終部、ついに開幕。

もはや家族とさえ呼べる強い絆で結ばれた、4人と1匹の旅の仲間たち。やっとの思いで再会を果たした彼らは、一夜、杯を酌み交わす。何かを予感するかのように――。〈暗黒の塔〉破壊の中心基地を、異能者たちの協力のもと襲撃する試みは成功するのか。明かされる薔薇の未来とは。そして、訪れた予感の正体とは……。悲嘆さえ押し潰して進む、苛烈すぎる旅の終曲、胸に迫る凄絶な別れの歌。

悲劇はとどまることを知らない。かけがえのない仲間を失いながらも、旅は続く――〈暗黒の塔〉への旅は。最後の一歩を踏み出そうとするローランドに、襲いかかるさらなる危機。残された希望ともいえる人々をさえ踏みにじろうとする悪意の前に、人間はどう立ち向かうのか。構想から30年、世界を救うべく果てしなくさすらい続けた男の驚愕の終着点とは。壮大なるライフワーク、ここに完結。

書籍版:ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈上〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈中〉 (新潮文庫) | ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈下〉 (新潮文庫)


書籍版:ダーク・タワー 全巻完結セット (新潮文庫)

キンドル版:The Dark Tower (8 Book Series)