『きみがぼくを見つけた日』がTVシリーズ化

2018年8月5日

イギリスのTVシリーズ『ドクター・フー』の前製作総指揮者であるスティーヴン・モファットは最近ターディス(時空を乗り越えられる乗り物)を後にしたばかりですが、早くも別の時間ものドラマを手掛けることになりました。

オードリー・ニッフェネガー著『きみがぼくを見つけた日』です。本書はアメリカで2003年に出版され、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストに28週連続トップ10入りを果たしました。また本作は、レイチェル・マクアダムスエリック・バナの主演で映画化(上の画像参照)され、2009年に劇場公開されました。今回製作が決まったTVシリーズ版はアメリカのケーブルテレビ放送局・HBOが製作・放映します。

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アメリカで新しいテレビドラマが企画される時は、とりあえずパイロット(新番組の見本)を製作し、テレビ局の幹部がそれを見てからシリーズ化するかどうかを検討するのが普通なのですが、『きみがぼくを見つけた日』の場合、この手続きを踏むことなくシリーズ化が決定しました。

本作の主人公である図書館司書のヘンリーは自分の意志とは関係なくタイムトラベルしてしまう体質の持ち主。彼はクレアという名の女性と結婚するのですが、この特殊体質のせいで、二人の結婚生活は複雑を極めることとなります。

本作のテレビシリーズ化を手掛けるモファット氏は、以前から本作と縁があったと言います。彼は本作からインスピレーションを得て、『ドクター・フー』のエピソード『暖炉の中の少女』を執筆したのです。このエピソードの中で、ドクターは様々な時代のポンパドゥール夫人を訪ねます。

この件について、モファット氏は次のようにコメントしています。

「私は何年も前にオードリー・ニッフェネガーの『きみがぼくを見つけた日』を読んで大ファンになりました。実のところ、私は本作からインスピレーションを得て『暖炉の中の少女』を執筆したのです。」

「オードリーの次回作の中で、登場人物が『暖炉の中の少女』を見る場面があります。このくだりを読んだ時、彼女が私に関心を持ってくれていることに気づきました。それから何年も経ってから、この小説をTVシリーズ化する機会を得たことは、願ったりかなったりのことです。テレビ業界は新時代に突入しましたので、この小説のように深くて複雑な作品をドラマ化する用意が整ったと言えます。」

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