BBC制作『ライラの冒険』の予告編が公開

2019年7月25日

BBC(英国放送協会)制作のテレビシリーズ『ライラの冒険』の予告編が、コミコン・インターナショナル(米カリフォルニア州サンディエゴで開催されるSF・ファンタジー系作品に関する大規模イベント)で7月18日に公開されました。

小説『ライラの冒険』三部作はイギリスの作家、フィリップ・プルマン著のカーネギー賞受賞作で、『指輪物語』『ナルニア国物語』と並んでファンタジー文学の最高峰と称されています。

オックスフォードの名門ジョーダン学寮で暮らす少女、ライラ(ダフネ・キーン)の周りで、子供たちが誘拐される事件が相次ぎます。ゴブラーという組織が北極で子どもたちを何かの実験に使っているという噂。そこでライラの叔父・アスリエル卿(ジェームズ・マカヴォイ)はこの事件を調査するために北極に向かいますが、彼もまた行方不明になります。そこでライラは、失踪した子どもたちやアスリエル卿を救出するために、学寮長から渡された「真理計(アレシオメーター:真実を告げる装置)」を手に、北極へと旅立ちます。

フィリップ・プルマン ライラの冒険シリーズ 全6巻セット (新潮文庫)

テレビシリーズの監督の一人であるオットー・バサーストは、このドラマについて次のように語っています。

「原作に手を加えるようなことはしません。ただ、少しだけ現代風に直して、視聴者がとっつきやすいようにします。」

「原作はビクトリア朝(ビクトリア女王の即位《1837年》からその死《1901年》までの、イギリスが最も繁栄した時代)の時代が舞台になっており、当時の模様が正確に描写されています。本作のファンは多く、優れた作品ですので、変に手を加える必要はないと思います。」

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