■『続・宇宙大作戦』が製作(2012年8月16日)
60年代に放送された『スタートレック』シリーズの第一弾『宇宙大作戦』の続編が製作されることになりました。

といっても、それはTV番組ではなく、『スタートレック』のファンが自費で製作する非営利のファン・ビデオのことです。
ファン・ビデオとはいえ、アメリカ・ジョージア州にある約3平方キロメートルの施設に作られたセットで撮影されるので、テレビで放送されてもおかしくないような本格的なドラマになりそうです。
“Star Trek Continues”と題されたこのシリーズ、60年代に放送された『宇宙大作戦』のUSSエンタープライズ号の乗組員たちが、第3シーズンの最終話を引き継ぎ、未知の宇宙を探検する模様を描きます。
カーク船長を演じるヴィック・ミニョーニャは主に声優として活躍しており、『科学忍者隊ガッチャマン』、『ナルト疾風伝』、『鋼の錬金術師』、『仄暗い水の底から』など、数多くの日本の作品の英語版で吹き替えを務めています。
オリジナル版でエンジニアのスコッティを演じたジェームズ・ドゥーハンの息子さんであるクリス・ドゥーハンが父親の演じた役を引き継ぎます。
スールー(カトー)を演じるのは日系米人で、アニマトロニックス(本物そっくりな動きをするロボットの製作技術)の専門家であるグラント・マサル・イマハラ。
それ以外のキャストは、現役の俳優や声優、または演技の勉強をしたことのある人たちで、チャック・フーバーが医師のマッコイを、ワイアット・レンハートがチェコフを、トッド・ヘイバーコーンがスポックを、そしてキム・スティンガーがウフラを演じます。
上のビデオは、このほど発表された最初の短編ビデオです。
このビデオでは『宇宙大作戦』第3シーズンの最終話『変身!カーク船長の危機』の最後の場面が再現されています。