

意識がテレポート?
ある日のこと。僕は数人の友達と一緒にいました。全員がしらふで、酒は飲んでいませんでした。そのころ、友達のおばあさんが亡くなったので、彼女のことを話していました。僕は部屋に座っていたのですが、突然、誰かが僕の手をとり、そのおばあさんが住んでいた家に案内されたんです。
僕は家の中を歩き回りながら、中の様子を友達に説明しました。ベッドがどのように置かれているか、庭はどんな感じか、台所の壁の色は青、といったようなことを話したんです。言っておきますが、僕はその家を訪れたことは一切ありません。
突然、僕は気を取り戻し、現実に戻りました。友達の一人はおばあさんの孫にあたるのですが、彼は口をポカンと開け、目は涙ぐんでいました。
「おばあちゃんが住んでいた家は、君が説明したとおりだよ」と彼は言いました。僕自身、信じられませんでした。
ボールがガラスを通り抜けた
僕が10歳か11歳のころ、弟と一緒に自宅の居間でキャッチボールをしていました。その居間には、非常に高い陳列ケースが壁を背にして置かれていました。前面がガラス張りになっており、中にアクセスするための扉は陳列ケースの側面につけられていました(この点は重要です)。そしてすべての扉が閉まっていました。
僕は陳列ケースを背にして、弟とボールを投げ合っていたのですが、ある時点で弟が投げたボールをキャッチできず、ボールは陳列ケースに向かって突進していきました。
ところが、ガラスは割れず、なぜかボールは陳列ケースの中に入ってしまったのです! ボールがケースの内部に当たり、中の棚に落ちたことを覚えています。
弟は完全にビビってしまい、どうやってボールがケースの中に入ったのか説明することができませんでした。
今、僕は18歳なのですが、このできごとはいまだに鮮明に覚えています。弟も目撃したので、それが単なる勘違いでないことは分かっています。
消えたコイン
これはあるアメリカの少年の体験談です。今朝早くのことです。徒歩で学校に向かっている途中、歩道に10セント白銅貨(約10円)が落ちていました。
僕は「やったー!」と思って、そのコインを拾い上げ、ポケットに入れました。
その日の午後、授業中にそのコインをポケットから取り出し、もて遊びました。机の上でコインをはじいて回したら、それは回りながら机の上から落ちてしまいました。空中でキャッチしようと思ったのですが、失敗し、コインは床に落ちて、僕の目の前で瞬間的に消滅しました。
リュックの下や、机や椅子の脚の陰など、そこら中を探し回ったのですが、結局コインは見つかりませんでした。完全になくなってしまったのです。
時間逆行
ある夕方、私は仕事を終え、音楽を聴きながら徒歩で帰宅の途についていました。曲が半分ごろまでさしかかった時、突然、曲は一分前に逆戻りし、私の体も一分前にいた場所に戻っていました!
そのほかに変わった点はなかったのですが、モーテルの外でカップルが激しい口喧嘩をしていたのが気になりました。とても深刻な口論のようでした。
最初に見た時は、男性が女性に暴力をふるっていたのですが、逆戻りした時、男性は手を出すことなく、単に乱暴な言葉を使っていました。
とても奇妙な体験でした。
人里離れたところに新築の家が
これはあるアメリカの女性の体験談です。これは私が子供のころに起きたできごとです。
ある日、私は友達の家に遊びにいきました。その子の家は未開拓の森林地帯に建てられていて、隣家は5〜6キロメートル先にありました。
かつてそのあたりには比較的大きな農村があったのですが、村は洪水によって壊滅的な被害を負いました。長い間、道路が使えなかったので、農村を復興させることはできませんでした。結果的に、そのあたりには熱帯雨林のそこかしこに奇妙な空き地が点在しています。
ある午後、友達と丘陵地帯で遊んでいた時、人里離れたところで家に出くわしました。それは大きくて現代的なレンガ造りの家で、手入れの行き届いた芝生とススキに囲まれていました。そのあたりに建っていた他の家はどれも木造りで古ぼけていました。
私たちは誰かの所有地にさまよいこんでしまったのだと思いました。帰宅後、友達の両親にその家のことを話したら、両親はショックを受け、混乱しているように見えました。
両親の言うことには、そのあたりに新しい家はないと言うのです。その時、私たちはハタと気づきました。その家の近くに道路らしいものが一本もないことを!
翌日、私たちはまた外出して家を探そうとしたのですが、見つかりませんでした。今日に至るまで、あの日私たちが何を目にしたのか、まったく分かりません。