これはアメリカの女性・リアさんの体験談です。上の画像は、この話に登場する米ペンシルバニア州の「馬に引かせる消防車」です。

ドライブの途中に通った町では、昔ながらの馬に引かせる消防車が使われていた!

私の祖父母はずいぶん前に他界したのですが、二人から聞いた話の中で、ずっと心に残っているものがあります。

1940年代のある日、祖父母は家族経営農場に向かってペンシルバニア州をドライブしていました。この農場は祖父のおじと、祖父のいとこによって経営されていました。都会で生まれ育った祖父は、子供のころ、毎年夏になると農場に行くことを習慣にしていたのです。

祖父が農場に行かなくなってから25年の歳月が流れました。でも、祖父にとってそこはお気に入りの場所だったし、祖母に農場を案内したり、いとこを紹介したかったので、久しぶりにそこを訪ねることにしました。

農場に行く途中に、ある田舎町を通ることになっていたので、祖父は道すがらその話をしました。やがて二人はその町に入りました。そこが往時と少しも変わっていなかったので、祖父は驚嘆しました。

町の端に来た時、ホテルが火事で燃えているのが見て取れました。道は消防士によって封鎖されていました。消防車が昔ながらの馬車だったので、二人は変だと思ったそうです。でも、ペンシルバニアの田舎町では昔ながらのやり方が廃れていないのだろうと理屈づけました。やがて馬車が移動されたので、二人はドライブを再開しました。

農場に到着し、おじといとこに挨拶してから、ホテルが火事になったことを報告しました。祖父はみんなでホテルに行って、手を貸そうと思ったのです。親戚の人たちは動揺したような表情を見せました。

いとこの話によると、ホテルはおよそ20年前に全焼し、もはや存在していないというのです。火の手は瞬く間に目抜き通りに至り、大部分の建物が燃え落ちました。職を失った人々は町から出ていきました。実のところ、おじといとこはその町に残った最後の住人だったのです。

祖父母はこの話を信じることができませんでした。少し前に町と火事を自分の目で確かに見たし、煙の臭いまで嗅いだのですから! 祖父母といとこは車に乗り込み、元来た道をたどって町に向かいました。しかし、町はそこにありませんでした。燃え尽きた建物の残骸があるだけだったのです。

コメントをどうぞ

お名前

メール(省略可)

あなたのサイト(省略可)

コメント

Powered by CGI RESCUE®

時間にまつわる不思議体験をしたことがありますか? お話を聞かせてください!