日本の ゆるゆる さんから投稿いただいた3話目の話を掲載いたします。

カーナビに従ってドライブしていったら、そこに昭和初期のような風景が広がっていて……

これは12年ほど前の話です。以前、島根県邑智郡川本町で妖怪を見たという話をUPしたのですが、これも川本町での話です。

その頃、私は、2週間おきくらいに広島から出雲に出張していました。ルートは、広島ICから中国道の大朝ICで降り、一般道を通り川本町を経由して太田市にに抜け国道9号線を通って出雲市に向かうルートでした。川本町に入るにはまず、江ノ川を渡り川の左岸を通り次の橋を右折し対岸の町内を通らなければ抜けられません。通常は、このルートで私は、いつもカーナビの通り移動していました。その日は、仕事が遅くなり江ノ川に掛かる最初の橋を渡ったのは深夜1時を過ぎていました。乗っていた車はハイエースです。

いつも通りカーナビは次の端で右折して川本町内に入るルートを表示していたのですが、その橋に入る500mほど前に突然、カーナビが、新ルートを見つけたと表示してきました。カーナビを見ると15km距離が短いと表示しています。

何度も通っている道なのに15kmも近道があるなんて知らなかったので、ナビの通り、川本町への橋を右折せず、直進しました。突き当たりは三叉路になっておりナビの通り左折しました。道は細くなり幅が3mくらいの舗装された道路になりました。


島根県・川本町 石見丸山城の遠景 By Kuma83 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

500mくらい走ると砂利道に変わりさらに4kmくらい走りましたが、どんどん道が細くなり車両1台がギリギリ通れるほど幅になり、左側は、ガードレールのない小川、右が2m以上の高さの雑草迫ってきて不安になってきました。

すると少し広くなっているところが見えて止まると右側にバス停と待合小屋が見えました。バス停の丸い看板や時刻表を見たのですが全て錆びていて全く読めません。待合小屋の中には古いボロボロの茶色いソファーが2-3つ置いてありました。左側には小川にかかる小さなコンクリートの橋がかかっています。

ちょっと怖くなったのですが、とりあえず100m程直進したのですが、雑草が生い茂り最後は、獣道になって行き止まりでした。車を転回出来ないので100mバックしました。そして今度は左の橋を渡り10mほど行くとと3差路になり、その角には3軒の2階建ての木造民家が建っていました。1階はガラスで農機具が置いてありそうなのですが、何も見えません。2階部分も全く灯がなく人の気配はありません。空気感としては、今の時代ではなく昭和の初期って感じです。

その3差路を右に行くと幅2m程のあぜ道となり4方向に交差していて、4方は田んぼでした。交差したところを直進するとまた獣道になり100mバックして左折するとまた獣道で行き止まり。

右に行くと小川で行き止まり。さすがに怖くなってカーナビを見ると5km手前の最初の川本町の分岐3差路の地図が表示され、地図がグルグル回っていて、GPSも受信していません。携帯を見ると電波を受けていません。

恐怖でいっぱいになり、あぜ道の交差部分でハイエースを脱輪しないよう何度も切り返し何とか向きを変え、いつものルートまで引き返しました。翌々日、Googleアースで確認したのですが、未舗装の道路も集落もないのです。

翌々週、友人とその集落を探しに行ったのですが、川本町の三叉路を左に行っても、すぐに幅4mの出来立ての新しい舗装道路しかなく延々15km以上、舗装されていました。狐につままれたようです。2chで書き込みを見つけたのですが、公務員の人で出張で川本町に行った時、謎の無人集落に入り袋小路になっていてなかなか抜け出せなかったと書いてありました。

さらに4年後、島根で知り合った人にこの話をしたら、「実は、私も家族旅行に行った時、謎の無人集落に迷い込み袋小路になっていてなかなか抜け出せなかった」と言ってました。

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