夏の夜に肝試しをしていた少年少女が森の中で道に迷い……

子供の時にW県の田舎に住んでたんだ。近くに神社とかあってよく森の近くで釣りとかして友達と遊んでた。リアルのんのんびよりだな。

確か夏に近くの焼き場から山の上の神社まで肝試ししようぜって話になって飯食ったあと学校の友人15人くらいで焼き場近くの共同の休憩所みたいなとこに集まったんだよ。んで三人ずつ(男二人、女一人)で順番に神社の境内に置いといてもらった提灯持ち帰るルールだった。

俺らは3番目に出たな、ちょうど一組め戻ってから。途中までは順調だったが女がトイレ行きたいとか言い出した。俺らは立ちションしろとかからかってたが本格的に泣きそうになってきたから仕方なくルート外れて近くに友人の家あったはずだから森突っ切って行こうとしたんだ。

森の中は田舎だから滅茶苦茶暗かったが懐中電灯(外国製のかっこいいの)あるし普段から遊びなれてるから迷わない筈だった。でも普段10分歩けば森の切れ目見えてくる筈なのに全く見えん。とうとう女が泣き出して仕方なくおんぶして歩き始めた。

んでまた少し歩いたらなんか古い武家屋敷みたいな塀のある家見つけたんだよな。小便我慢してた女はオブってた俺の背中蹴り飛ばして一目散に家に駆け込んだ。まぁ仕方なく俺らもついていって空いていた門のなかに入った。家は玄関が木の雨戸みたいなのでできていて空いてた。ちなみに女は走ったせいで漏らして泣いてた。

まぁ取りあえず誰か住人探そうとすみません、すみません言ったが誰も出てこない。家のなかは縁側空いてたからみたら囲炉裏?に火が灯って鍋がかけられてた。女がぐずったままなんで服乾かすために仕方なく家に上がらせて貰った。

俺と友人で部屋他にもあったから見て回ったが誰もいない。けど布団は敷かれてたし囲炉裏の鍋にはみそ汁、床がむき出しの台所にはなぜか大量の木の器となぜか炊きたてのご飯に漬け物入った桶、壁には干し魚とか干し大根とか色々ぶら下がってた。

することもないし取りあえず囲炉裏ある部屋で集まったが、気づいたらいつのまにか、真夏の蒸し暑かった暑さじゃなく、秋口くらいの寒さを感じていた。一時間くらい待ってもまだ服乾いてなかった。

ところで友人は結構お調子者タイプであんま考えないタイプなんだよな、リュックにいれてたポテチいきなりバリバリ食い出した。仕方なく俺は持ってたポカリ飲んでたんだが乾くまで凄い手持ち無沙汰だからちょっと外行って次のチーム来てないか見ようと思った訳だ。んで外に出たんだけど天候がおかしい、というより門の外が霧張っていた。

なんやこれと思って友達呼んで見せたが能天気過ぎて話にならん。仕方なく女も呼んで見せたらなんかまじめ顔になってよくわからん冥界だのなんだのとか厨2病(いかにも思春期らしいと感じさせる言動を生じさせる要因 、またそういう言動をする人を揶揄していう俗語)みたいな事言ってた。ちなみに女は俺らより三つ上の女子中学生な。たまに変な事よく言うから実は同年代の友達少なかった。しかもパンツ一丁でマジメ顔で変な事言ってるから流石の俺もちょっと笑ってしまってな、尻思いきり蹴られた。後から知ったがムーの愛読者でオカルトにはまってたらしい、ちょうど。

まぁ取りあえず流石に戻らないと肝試しの他のチームに迷惑かかるだろってことでまだ乾いてないって駄々こねる女を二人でなだめ透かして家の外に出たんだよな。するとちょっと立ち眩みして懐中電灯落としてしまった。他の二人も気分悪いみたいでしゃがんでた。懐中電灯拾おうとしたんだけどさっきまであった家がない。しかも滅茶苦茶暑いし気持ち悪かったから二人をせかして森から引っ張り出して元の焼き場に戻ろうとしたら、途中でぶちギレてた親に会ってぶん殴られた。

どうも一時間くらいしかいなかった筈なのに6時間も経ってたみたい。焼き場に戻ってから全員親に説教タイム。残りの夏休みは三人とも5時までの門限つけられて、後日学校でも先生にこっぴどく叱られた。

出典:異世界総合スレ 2 (時空の歪み・パラレルワールド)

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・遠野物語の迷い家のようなところなんでしょうかね?

私もそんなことよりも、女子中学生がトイレに行きたくて泣いたり、いくらお粗相したからって、いくら相手が小学生だからってパンツ一丁で服を乾かすとかあり得ないと思ってしまいました。ついでに言うと一緒に行った友人(男子)の脳天気な対応にもイラッとさせられました。あまりにも危機感がなさ過ぎ。

みんみんさん(2022年6月18日)


・話の内容より、小学生とはいえ男子二人の前で女子中学生が裸でいたって所の方が気になる。女の子が当時十二歳〜十五歳(中一〜中三)なら三つ年下の語り手は九歳〜十二歳。つまり小四〜小六だ。その年代なら多くの場合、女の子の方が体が大きいのでおんぶというのも無理がある。

名倉マミさん (2022年6月18日)

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