これはオーストラリアの女性アンさんの体験談です。
1989年のことです。当時23歳だった私はシドニーからサンシャインコーストまで旅行しました。
当時、高速道路はほぼ片側一車線で、ほとんどの町を通過していました。サンシャインコーストでの休暇中、「ニューカッスルの近くにバイパスがあり、ドライブ時間を短縮することができる」と話している人たちの会話を耳にしました。ニューカッスルはかなり大きな都市です。
そんな情報を耳にしたので、帰り道に試してみようとワクワクしていました。行きは音楽を大音量で聴きながらぼんやり運転していたので、入口を見逃したのだろうと思ったのです。そんなわけで、帰り道は注意深く運転していたら、レイモンドテラスという小さな町の少し手前に、確かにバイパスがありました。おそらく1時間ほど時間を短縮できたと思います。
数か月後、当時のパートナーと休暇で再びサンシャインコーストへ旅行しました。ニューカッスル地震の直後だったので、ニュースに耳をそばだてながら運転しました。
行きも帰りも、バイパスのおかげで運転時間を大幅に節約し、素晴らしい旅になりました。
その後、ある人と話していたら、「そんなバイパスなど存在しない。計画段階に過ぎない」と断言したので、口論になりました。私は個人的に3回もそこを運転したことがあり、そのうち2回はパートナーと一緒でした。
次に休暇で海岸沿いを北上したとき、バイパスの入り口が見つからず、引き返して探そうとしましたが、結局見つかりませんでした。実際にバイパスが完成したのは、それから何年も後のことでした。
私たちはタイムスリップを体験したのでしょうか? それとも平行世界にいたのでしょうか? 私はその道路が本当に存在すると信じていたし、実際に存在していました。その信念をパートナーに伝えたら、彼も同意しました。