3.火星の水 (2009年11月15日放送)
脚本:ラッセル・T・デイヴィス、フィル・フォード
監督:グレーム・ハーパー
2059年11月21日、ドクターは火星に到着する。このころ、火星には「ボウイ・ベース・ワン」と名づけられた人類初の植民地が築かれていた。
ところが、飲み水用に火星の氷河から切り出した氷がウイルスで汚染されていた。このウイルスは知性を持ち、感染した人は見るもおぞましい「水ゾンビ」に変身してしまうのだった。少しでも水に接触した人は感染してしまうので、全員がウイルスの餌食になるまでに、さほどの時間がかからないことは明らかである。
そこで自己破壊装置が起動された。その結果、入植者全員が命を落とすことになる。歴史の流れから見て、このできごとが起こらなければならないことを、ドクターは知っている。だが彼は心を鬼にして、人々を見捨て、立ち去れるだろうか?
■アデレイド・ブルック
アデレイド・ブルックは2058年に火星に派遣された人類の遠征隊の隊長でした。
2009年11月に放送された『火星の水』で、リンゼイ・ダンカンがアデレイドを演じました。
4.時の終わり (2009年12月25日、2010年1月1日放送)
脚本:ラッセル・T・デイヴィス
監督:ユーロス・リン
シリーズ3の終わりでマスター(ジョン・シム)は死んだ。そこでマスター派が復活を企んだが、ルーシーが邪魔をしたので、完全な復活はならなかった。そしてマスターは生と死の境をさまよう不安定な状態になってしまう。そこで彼は「不死の門」に入って、完全に生き返ることを画策する。それはエイリアンの装置で、非良心的なビジネスマン、ジョシュア・ネイスミスの私有物だった。
ウードからマスターの復活を警告されたドクターは、マスターのたくらみを阻止するために、現代の地球に向かう。ところが、マスターよりも強力なパワーを持った敵が、不死の門を通って地球に侵入しようとしていた。ドクターも、マスターも、そのことを知る由もなかった……。
番外編:ドリームランド(アニメ) (2009年12月5日)
ターディスは1958年のアメリカのロズウェルに到着する。ここはUFOが不時着し、アメリカ政府がその秘密を隠しているという噂が絶えない場所である。ロズウェルのダイナーに入ったドクター(デイヴィッド・テナント)は、そこでエイリアンの遺物を発見、それをきっかけにして陰謀に巻き込まれることになる。
ロズウェルの地下に潜む非情なエイリアン、ヴァイペロックスは、米軍のスターク大佐(ピーター・ギネス)を操り、地球を破壊する機会を狙っていた。ドクターは彼らの陰謀を阻止しようとする。ドクターを支援するのはダイナーのウェイトレス、キャシー(ジョージア・モフェット)と客のジミー(デイヴィッド・ワーナー)である……。