2.眼下の獣
脚本:スティーヴン・モファット
監督:アンドリュー・ガン
放送日(イギリス):2014年4月10日
視聴者数(イギリス):840万人
ドクターとエイミーは33世紀の未来にやってくる。このころ、地球は太陽フレアによって被害を受けたので、イギリスの人々は「スターシップUK」と名づけられた巨大な宇宙船に乗って地球から逃避した。だが、ドクターとエイミーは奇妙なことに気づく。この宇宙船はエンジンが作動していないにもかかわらず飛行しているのだ。宇宙船の心臓部は閉鎖されており、奇怪なロボット・スマイラーが規則に従わない者を厳しく取り締まっている。ドクターが仮面をつけた謎の女性と交流する間、エイミーは単独で立ち入り禁止区域に忍び込む。そこで彼女が知った恐ろしい真実とは……?
3.ダーレクの勝利
脚本:マーク・ゲイティス
監督:アンドリュー・ガン
放送日(イギリス):2010年4月17日
視聴者数(イギリス):780万人
イギリス首相のウィンストン・チャーチルがドクターとエイミーを第二次大戦中のロンドンに招く。チャーチルはドクターの旧友である。当時、ロンドンではドイツ軍による大空襲が真っ盛りだった。このころ英国軍は不調だったが、ブレイスウェルという名の科学者がチャーチルに「驚異の発明品」を持ち込んできたことで、形成は逆転したかのように見えた。ブレイスウェルは強力なパワーを持つ小型戦車を発明したのだ。しかもこの戦車は人間の言葉を話す。ところが、ドクターはその発明品を見て驚く。なんとそれはダーレクだったのだ。チャーチルは新しい武器を得て喜び勇んでおり、ダーレクの危険を説くドクターに耳を貸そうとしない……。
4.天使の時間、5.肉体と石
脚本:スティーヴン・モファット
監督:アダム・スミス
放送日(イギリス):2010年4月24日、5月1日
視聴者数(イギリス):86万人、850万人
宇宙最大の博物館を見学していたドクターは、そこでリバー・ソングからの救援を請うメッセージを見つける。ドクターはシリーズ4のエピソード『静寂の図書館/死者の森』でリバー・ソングに初めて会った。
リバーはオクタヴィアン神父に協力して、宇宙船ビザンティアムについて調査していた。この宇宙船は、休眠中の「嘆く天使」をひそかに持ち去ろうとしていたのだ。しかし、ドクターとエイミーとリバーがビザンティアムに追いついたころ、宇宙船はとある惑星の荒廃した寺院の上に不時着していた。宇宙船にアクセスするためには、迷路のような洞窟の中を進んでいかなければならない。この洞窟には死体が安置されており、多数の崩れかけた石像が置かれていた。一行は洞窟の中を進んでいったが、それが罠であることにドクターが気づいたころには、時すでに遅しだった……。
6.ヴェネチアの吸血鬼
脚本:トビー・ホイットハウス
監督:ジョニー・キャンベル
放送日(イギリス):2010年5月8日
視聴者数(イギリス):770万人
ドクターはエイミーとローリー(エイミーの婚約者)を16世紀のベニスに連れていく。だが、到着早々、3人は怪しい女子学校にまつわるミステリーに巻き込まれることになった。この学校は強大な権力を握るロザンナ・キャルヴィエーリが経営していた。学校に受け入れられた若い女性たちは人が変わり、自分の家族を認識できないばかりか、日の光を避けるようになってしまうのだった。ドクターは、ベニスで吸血鬼が暗躍しているのではないかと怪しむようになる……。
7.エイミーの選択
脚本:サイモン・ナイ
監督:キャサリン・モーシード
放送日(イギリス):2010年5月15日
視聴者数(イギリス):760万人
ドクター、エイミーと、ローリーは、「ドリーム・ロード」と自らを名乗る男に出会う。ドリーム・ロードは三人を操り、二つの異なる状況の間を行ったり来たりさせるのだった。一つの状況で、三人はパワーの切れたターディスの中で立ち往生していた。もう一つの状況で、エイミーとローリーは結婚し、レドワースという静かな村で暮らしていた。そしてエイミーは妊娠していた。二つの状況とも、重大な事件が発生し、三人は絶体絶命の危機にさらされる。三人は、どちらが現実で、どちらが夢の世界かを、一刻も早く探り出さねばならない。もし判断を誤ったら、彼らは命を失ってしまう!
8.ハングリー・アース、9.冷血
脚本:クリス・チブノール
監督:アシュリー・ウェイ
放送日(イギリス):2010年5月22日、29日
視聴者数(イギリス):650万人、750万人
ドクター、エイミーと、ローリーは、イギリス・ウェールズ州の小さな村にやってくる。時は2020年。そこではドリルで地球の奥深くまで穴を掘る作業が進んでいた。ところが、掘削現場に奇妙なクレーターが出現、人を地中に引き込むようになった。エイミーもその犠牲者になってしまう。ドクターの調査の結果、長期に渡り無活動状態にあったサイルリアンの種族が、掘削作業によって目を覚ましたことが明らかになった。地球人から攻撃されたと信じたサイルリアンたちは、人類に対して戦争を仕掛ける準備を始めた……。
10.ゴッホとドクター
脚本:リチャード・カーティス
監督:ジョニー・キャンベル
放送日(イギリス):2010年6月5日
視聴者数(イギリス):680万人
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの展覧会で、ドクターとエイミーは、ゴッホの絵画に恐ろしいイメージが隠されていることに気づく。そこでふたりは1890年のプロバンスに向かう。ゴッホは、クラフェイスという名の、ゴッホにしか見えない怪物につきまとわれていた。しかし、彼が戦わなければならないのはこの怪物だけではなかった。ゴッホは抑うつ症にかかっており、2ヵ月後に自殺する運命にあったのだ……。
11.下宿人
脚本:ガレス・ロバーツ
監督:キャサリン・モーシード
放送日(イギリス):2010年6月12日
視聴者数(イギリス):640万人
奇妙な力がターディスにおよび、ドクターはターディスからはじき出されて、現代の地球で立ち往生してしまう。取り残されたエイミーは、急速に悪化していくタイムマシンを一人で操作しなければならなくなる。ドクターは奇妙な力の出所を追って、コルチェスター(ロンドン郊外の住宅地)にある住宅家に行き着く。そこではクレイグ・オーウェンズ(ジェームス・コーデン)という名の若者が金策のために貸借人を募集していた。ドクターは募集広告に応え、彼と一つ屋根の下で同居することになった。ドクターはこの家で、上の階に住む謎の居住者を調査することにした。この居住者の部屋に足を踏み入れた人々は、一様に行方不明になっていたのだ……。
12.パンドリカが開く、13.ビッグバン
脚本:スティーブン・モファット
監督:トビー・ヘインズ
放送日(イギリス):2010年6月19日、26日
視聴者数(イギリス):760万人、670万人
様々な時代を経由してメッセージがもたらされ、ドクターとエイミーは紀元102年のイングランドに向かう。そこではリバー・ソングがふたりを待っていた。彼女の警告によると、伝説的な刑務所のパンドリカが間もなく開くという。ドクターはパンドリカが巨石遺跡ストーンヘンジの地下にあると推理する。彼の推理は当たっていた。ところが、ダーレックからサイバーメンに至るまで、ドクターの敵たちが次々にパンドリカめがけて集まってきた。パンドリカの中には何が潜んでいるのか? それは時空のひび割れとどんな関係があるのか? そして、なぜすべてのものがエイミー・ポンドの人生に結びついているように見えるのか……?
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