空の色がみるみるうちに……

みるみるうちに時間が経過した……そんな不思議体験を日米比較!

これは日本のマールさんの体験談です。ご投稿、ありがとうございました!

わたしが中学生の時の話です!

休みの日に、二階で昼寝をしてたんです。

ベッドに横向きになったその正面に、大きな窓というかベランダがあって。

なので目を開けると外の景色(二階で周辺に障害物もなくほぼ空)がすぐ目に入ってきます。

その日もただ普通に昼寝をしてたんです。そして目を覚ましました。で、自然と窓の外の空の景色が見えるんですけど。

昼寝を始めた時のような空の色と変わらなくて、お、まだこんな明るい時間か、、とまだボーーっとしながら横になったまま無意識にそんなことを思ってたんです。

そしたら次の瞬間、みるみるうちに窓から見える空の色が、おだやかな午後の青空から、夕暮れ、そして真っ暗な夜の空へとフェードアウトしていきました。

一瞬でした。

普通起きて夜になってたらすでに真っ暗になってるもんじゃないですか。
ってことは何?
今、時間が目の前で秒で経過してったってこと!?

わたしは「………….え?」と意味がわからなかったです。ですが寝ぼけてるわけでもなく、ホントに今この瞬間にまさに一瞬で空の色が変わってったし、時間が経過してった感じでした。

すぐがばっと起きて下に降りて夕飯作ってる母に説明しましたが、なんか言葉にすると地味であっさり受け流されましたw
起きて窓の外みてたら空の色が一瞬でこう昼から夜になってさー!さっきまで昼だったのに!みたいな。
へーすごいねー。くらいで終わりました。w

思い返すとその間に時計の動きみるとか、なにかしらリアクションとかとってみればよかったなとか思いましたが、一瞬でそんな余裕はなかったです。

一瞬だったんですけど、長くて…
窓の外に視線が釘付けになってた感じです。
一瞬の間の、濃い時間を味わったようでした。

んー、なんか危険があるときに実際は一瞬だけど、スローモーションで景色は見えてて、けど体が反応しなかった人のきもちってこんな感じだったのかな….意識は速くなってて時間も長く感じ取れるけど、実際は一瞬で、体の反応も遅いままみたいな。伝わるかなー…

やっぱり起きてから時間が過ぎてったきがしますね。部屋の空気感とか昼寝から覚めた時のまんまで誰かが入ってきたとかもなかったですし。窓の外の空の色だけが変わって、部屋も外の光に応じて落ち着いて。ってだけで。

体感としては、時間がたった!というより空の色が一瞬でフェードアウトして変わってった!っていう目の情報の驚きのほうがすごかったです。

時間ってなんなんだろう? 実際にわたしが感じたあの一瞬でも、普段通りのスピードで、時間は世界は過ぎてたかもしれない。

でも意識では一瞬だった。だからわたしにとってあの7時間分くらいの時間も一瞬の、3秒くらいの体験になる。

こんな感じで、人というか生物によってまったく違う長さ短さスピードで「時間」をきっと体験してるんだなーと思いました。

そんなプチ不思議体験でした!

Nanashi
そういえば、藤子・F・不二雄先生の異色短編集の中の光陰という作品も似たような感じの、時間が早く流れる内容でしたよ。

Nanashi
ジャネーの法則の極致って感じですかね。

続いて、アメリカの男性・Dさんの体験談をご紹介します。

一瞬にして午後から真夜中に

ある日、父の運転する車に乗り、家族が所有する山小屋に向かっていました。

3時間ほど車を走らせたころ、車内の時計に目をやったら、時刻は午後3時15分。

森の中のでこぼこ道を走っていた時、突如として車の窓が真っ暗になり、外が見えなくなりました。

父は直ちに車を停め、いったい何が起きたのかを話し合いました。父が時間を確認したら、なんと午前12時53分!

僕はビビって取り乱したのですが、父は「落ち着け」と言うばかりでした。

窓の外が見えなくなったのは、突然真夜中になり、ヘッドライトをつけていなかったからです。だから何も見えなかったのです。

それ以来、父はこのできごとに関して口をつぐんでいます。