亡き弟からの警告

第二次大戦中に戦死した弟が夢枕に立ち、姉にある警告を発した。姉は周囲の反対を押し切って助言に従ったのだが……

これはアメリカの男性、Lさんの体験談です。

僕の祖母には弟がいました。僕にとって大叔父に当たるこの人は、第二次世界大戦で戦死しました。

祖母は2つの奇妙な出来事についてよく話していました。(もっと不思議体験をしているはずだといつも思っていたのですが、祖母は口をつぐむばかりで、その後他界しました。)

一つ目の出来事は、戦後、東西ドイツを隔てる壁が建てられる前に起こりました。大叔父の遺体は東ドイツに埋葬されていました。ある夜、祖母は彼の夢を見ました。夢の中で大叔父は、祖母にはっきりとこう告げました。

「今すぐにヨーロッパへ行き、自分の遺体を本国に持ち帰ってくれ。」

祖母はこれにひどく動揺しました。家族は、多額の費用がかかるという理由で反対したのですが、祖母はヨーロッパ行きを決行、遺体を回収し、アメリカへ移送してもらいました。

大叔父が本国に帰ってから数日後、ベルリンの壁が建てられました。壁の建設後に遺体を回収することはままならなかったでしょう。そればかりか、墓参りすることさえ叶わなかったはず。


それから時が経ち、祖母は、当時9歳だった娘(僕の母)と米国内を旅行していました。旅行中、大叔父が再び現れました。今回は、飛行機に乗らないよう祖母に警告を発しました。祖母は周囲の反対を押し切ってアドバイスに従いました。 なぜ周囲が反対したのかというと、当時の航空券の値段は一か月分の給料を上回るほど高額で、しかも払い戻しが効かなかったからです。

この飛行機は離陸後すぐに墜落、生存者はいませんでした。

ちなみに、母は、祖母がベッドの中で身を起こし、足元にいる誰かと会話をしている姿を覚えているそうです。


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