なぞの転校生

制作国: 日本
制作局: 日本放送協会(NHK)
放映日: 1975年11月17日〜12月3日
原作: 眉村 卓『なぞの転校生 (講談社文庫)
脚本: 山根優一郎
音楽: 池辺晋一郎
主演者: 高野浩幸、星野利晴、伊豆田依子

あらすじ

中学2年生・岩田広一(高野浩幸)は団地の隣りの空き部屋にいつのまにか少年(星野利晴)が住んでいるのに気づく。ある日、広一とその少年が乗り合わせたエレベーターが突然、停電で真っ暗になった。すると少年は異常なほど恐怖におののき、ポケットから取り出した光線銃のようなもので扉を溶かし始めた......。

翌日、その少年は広一のクラスに転校生・山根典夫として現れた。勉強もスポーツも万能の少年はやがてクラスの人気ものになっていくが、同時に彼の周りで不可解な事件が次々と起こっていく。

本編(再編集版)

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コメント

なぞの転校生の正体についてネタバレがありますのでご注意ください。

ドラマの初めに、主人公の住む団地の遠景が映し出されますが、これがミニチュアモデルであることが一目瞭然なので笑ってしまいました。原作小説の著者である眉村卓さんが執筆当時に住んでいた団地と母校がモデルになったとのことですが、団地という設定自体に昭和テイストが感じられます。

なぞの転校生・山根典夫と彼の仲間たちは「次元ジプシー」であることが物語の中盤に明らかにされますが、次元ジプシーとは様々な並行世界を渡り歩く人々という風に私は解釈しました。しかし、ドラマの中では「次元」と「惑星」がごっちゃになっているように思います。異なる惑星を渡り歩くのだったら「次元ジプシー」ではなく「惑星ジプシー」なのではないかと。彼らが異なる次元に行く方法も科学的に説明されていません。これが現代の作品だったら、多分、次元と次元の間にポータルを作り、そこを通って異世界に行く、となるのではないかと思います。この作品が執筆されたころは、多次元宇宙や並行世界の概念が確立していなかったので、その辺の描写があやふやになったのではないかと思いました。