14代目ドクター役は誰の手に?

2021年10月4日


© BBC

イギリスのTVシリーズ『ドクター・フー』で史上初の女性のドクター、13代目を演じているジョディ・ウィテカーと、制作総指揮者のクリス・チブノールは、2022年秋に放送される特番をもって引退することになりました。この番組の中で13代目は14代目に生まれ変わります。それでは誰が14代目を演じることになるのでしょう? 現在噂が飛び交っている候補者4人をご紹介します。

オリー・アレクサンダー


Pawel Marynowski / Wikimedia Commons, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34964770による

イヤーズ・アンド・イヤーズ(イギリス、オーストラリア、トルコ出身のエレクトロニカバンド)のボーカル担当であり、俳優としての経歴も積んでいるオリー・アレクサンダーは、14代目ドクター役に抜擢される可能性が高いといえそうです。

オリーさんは、ラッセル・T・デイヴィス(初代制作総指揮者であり、2023年より制作総指揮者として復帰)が創案したドラマ『It's a Sin』で主役を演じ、高い評価を受けました。デイヴィス氏自身、「オリーはすばらしいドクターになるだろう」とSFX(イギリスのSF専門誌)に語っています。かつてデヴィッド・テナントが10代目に選ばれた時も、デヴィッドさんはデイヴィス氏のドラマ『カサノバ』に主演していました。オリーさんはデヴィッドさんと似たような状況にあるということです。12代目を演じたピーター・カパルディも彼を推しています。イギリスのブックメーカー(英政府公認の賭け屋)は彼がドクターに選ばれる可能性が最も高いと推測しています。

下のミュージックビデオでは、オリーさんのお茶目な一人二役の演技を見ることができます。

マイケル・シーン


Image credit: Amazon

『ラジオ・タイムズ』誌(BBC英国放送協会が発行しているテレビ番組情報誌)が読者を対象に行ったアンケートによると、マイケル・シーン(上の画像の左側の人)は14代目ドクター役として第一位に選ばれました。上の画像はアマゾン制作のドラマ『グッド・オーメンズ』のもの。右側にいるのはデヴィッド・テナントです。このドラマの中で、マイケルさんは天使を、デヴィッドさんは悪魔を演じているのですが、上の画像はまんまドクターだと思いませんか? この恰好のままで『ドクター・フー』のセットに移っても、衣装変えをせずに即撮影に入れそうです!

リチャード・アヨアデ


"BAFTA Richard Ayoade 6" by Cornerhouse Manchester is licensed under CC BY-NC-ND 2.0

イギリスのコメディアン、リチャード・アヨアデもファンの間で高い人気を集めています。上記『ラジオ・タイムズ』のアンケートでは、マイケル・シーンに肉迫して第二位となりました。別の雑誌が実施したアンケートでは38%の票を獲得し、第一位になりました。彼も、マイケル・シーン同様、生まれつきドクターのような雰囲気を漂わせています。もし彼が14代目に選ばれれば、史上初の黒人のドクターということになります。

マイケラ・コール


Image credit: HBO

女優の中ではマイケラ・コールが有力視されているようです。イギリス出身の彼女はアメリカ・HBOのシリーズ『I may destroy you』で脚本と監督と主演をこなし、スターダムに昇りました。2022年に公開されるマーベル映画『ブラック・パンサー』第二弾に出演します。また映画『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』にも出演しており、SF作品になじみが深いです。

イギリスの日刊紙『ザ・ガーディアン』が主催した質疑応答の席で、映画学科の学生から「ドクターを演じることを検討すると思いますか?」と質問を受けたマイケラさんは「どんなことでも『絶対にやらない』という答えは返さないことにしています。これが私の答えです」と応えています。


いかがでしたか? BBCドラマ部門の取締役であるピアース・ウェンガーは、エジンバラTVフェスティバルの席で「『ドクター・フー』は過激に変わる」と語っています。ひょっとしたら上記の候補者とはまったく違う意外な役者に白羽の矢が立つのかもしれませんね。はてさて誰が14代目に選ばれるのか? 期待と不安をもって発表を待ちたいと思います。