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時間旅行TV&映画ゾーン→(旧)ドクター・フー シーズン14

■シーズン14の概要

 番組の人気はうなぎのぼりでしたが、ここで問題が発生しました。悪名高きメアリー・ホワイトハウスが出現したのです。メディアの監視者を自任する彼女は、『ドクター・フー』の暴力や恐怖の描写が青少年に悪影響を与えると主張して、執拗に攻撃しました。ヒンチクリフ(プロデューサー)とホームズ(脚本家)のコンビは、正にホラー路線を追求していたので、彼女の攻撃はますます激化し、最終的にふたりは製作チームをたたむことを余儀なくされました。


86.マンドラゴラの仮面

脚本:ルイ・マークス
監督:ロドニー・ベネット
第一話:1976年09月04日
第二話:1976年09月11日
第三話:1976年09月18日
第四話:1976年09月25日

邪悪なエネルギー体が15世紀イタリアの地方王宮に侵入


 ドクターとサラ・ジェーンは15世紀のイタリア、サン・マルティーノ地方に到着するが、はからずも、邪悪なエネルギー体、マンドラゴラ・へリックスをターディスと一緒に連れてきてしまう。このエネルギー体は宮廷占星術師のヒエロニムスに乗り移った。マンドラゴラは、ヒエロニムスの主催する黒魔術集団のメンバーを召使として使い、15世紀イタリアの偉大な思想家たちを抹殺することによって、地球に暗黒時代を呼び戻そうとしたのだ。

 問題はそれだけではなかった。当時の王宮では、悪人のフェデリコ伯爵が甥のジュリアーノから王位を奪い、権力を独占しようとしていた。ドクターはマンドラゴラのみならず、フェデリコ伯爵も倒さねばならない。



■さようなら、サラ・ジェーン

 ドクターは故郷の星ギャリフレイのタイムロードたちから緊急に呼び出されたので、サラ・ジェーンを地球に置き去りにすることを余儀なくされます。こうして彼女はコンパニオンとしての務めを終え、ジャーナリストの職に戻ることになりました。さばさばした彼女の性格を反映するかのように、口笛を吹きながら去っていく姿が印象的です。
 それから30年後、彼女は『ドクター・フー』のスピンオフシリーズ、『サラ・ジェーン・アドベンチャーズ』で主役として抜擢されることになります。


88.死の暗殺者

脚本:ロバート・ホームズ
監督:デイヴィッド・マローニー
第一話:1976年10月30日
第二話:1976年11月06日
第三話:1976年11月13日
第四話:1976年11月20日

ドクターがマトリックスでマスターと対決


 ギャリフレイ星のタイムロード議会の会長が暗殺された。現場に銃を持ったドクターが居合わせたので、彼は第一容疑者になった。自分の無実を証明するため、ドクターは敵を追ってマトリックスの世界に入る。そこは死んだタイムロードたちの知識が集積された夢のような世界だった。ところが、マトリックスは暗殺事件の真犯人によって支配されていた。その犯人とは……ドクターの仇敵、マスターだった!


 マトリックスと呼ばれる仮想空間で善と悪が対決……ん?どっかで聞いたことがない?フーは時代を先取りしている?


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89.悪の顔

脚本:クリス・バウチャー
監督:ペナント・ロバーツ
第一話:1977年01月01日
第二話:1977年01月08日
第三話:1977年01月15日
第四話:1977年01月22日

なぜドクターの顔が悪魔として山に彫刻されているのか?


 ターディスはとある惑星に到着する。この星にはふたつの対立する種族が住んでいた。ひとつは野蛮なサバティーム、もうひとつは隠遁生活を送るテッシュだった。両種族が住む地域は致死的なエネルギー場によって隔てられていた。ドクターはこの星を以前に訪れた記憶がなかったのだが、サバティームたちは彼を悪魔と呼んだ。しかも、ショックを受けたことには、山に刻まれた巨大な「悪魔」の顔はドクターに生き写しだった!サバティームの女性戦士、リーラと友達になったドクターは実情を探り出そうとする。


◆新コンパニオン紹介

●リーラ
 遠い未来、人類の文化は先史時代のレベルまで退化してしまいました。リーラはそんな原始部族の女性戦士です。野蛮な生い立ちゆえ、彼女は知性の面で劣るものの、研ぎ澄まされた勘の持ち主であり、危険を察知する能力にかけてはほとんど超能力のレベルまで達しています。彼女はまた戦闘技術に長けており、愛用のナイフを利用して敵を倒します。頭脳派のドクターにとっては心強い味方なのです。当初、彼女の性格は攻撃的で暴力的でしたが、ドクターと旅を続けるうちに、知性と正義感を育てていきます。

 リーラを演じたのはルイーズ・ジェイミソン。彼女は『悪の顔(1977年1月)』から『時間の侵略(1978年3月)』までコンパニオンを務めました。


90.死のロボット

脚本:クリス・バウチャー
監督:マイケル・ブライアント
第一話:1977年01月29日
第二話:1977年02月05日
第三話:1977年02月12日
第四話:1977年02月19日

ロボットが人間に反逆?


 不毛の惑星、「ストーム・マイン4」に、巨大な宇宙船、サンドマイナーが地球からやってきていた。乗組員たちは貴重な金属を採掘する仕事に従事していた。身の回りの細々とした用事は召使のロボットがやってくれる。このロボットには厳重な安全装置が組み込まれていたので、人々は誤作動を恐れることなく、あらゆる分野でロボットを利用していた。

 そこにドクターとリーラがやってきた。ふたりが到着してから間もなく、スタッフのひとりが殺されたので、疑いは当然のことのようにふたりにかけられた。ドクターはロボットが真犯人だとにらむ。果たしてドクターは自分たちの無実を証明できるだろうか?そして、安全なはずのロボットがなぜ人を殺し始めたのか?


 宇宙船のスタッフが着ているど派手な衣装に注目(左の写真参照)!これでも仕事着なのですが、装飾過剰で、あまり実用的とは言えないような……。しかも、男でさえ変な化粧をしているので、なおさら目立ちます。それに比べ、ロボットのデザインはお見事!無表情な顔が不気味です。


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91.ウェン・チャイアンの鉤爪

脚本:ロバート・ホームズ
監督:デイヴィッド・マローニー
第一話:1977年02月26日
第二話:1977年03月05日
第三話:1977年03月12日
第四話:1977年03月19日
第五話:1977年03月26日
第六話:1977年04月02日


ビクトリア時代のロンドンで暗躍する謎の中国人


 ドクターとリーラは濃霧が立ち込めるビクトリア時代のロンドンにやってくる。当時、ここでは若い女性が次々に行方不明になっていた。それだけではない。夜ともなれば、謎の中国人集団が暗躍し、オペラハウスでは幽霊が目撃され、下水道には巨大なネズミが生息しているという。

 これらの不可解な事件の中心にいるのが、謎めいた中国人の魔術師、リー・セン・チャンだった。チャンはミスター・シンという名の不気味な人形を出し物で使っていた。彼はウェン・チャンという名の中国の神を崇めていた。実のところ、ウェン・チャンの正体はマグナス・リールという男だった。彼は60世紀の暴君だったのだが、追放され、19世紀のロンドンに逃亡してきたのだ……。


 ヒンチクリフ(プロデューサー)とホームズ(脚本家)コンビの最終作となったこの作品は、ビクトリア時代のロンドンを舞台にした雰囲気たっぷりのSFホラー。ドクターはシャーロック・ホームズを思わせる衣装を着て活躍します。旧ドクター・フーの最高傑作のひとつとして、ファンが賞賛を惜しまない作品です。


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