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時間旅行TV&映画ゾーン→(旧)ドクター・フー シーズン18

■シーズン18の概要

80年代に突入し、製作チームが一新されました。新しいプロデューサーはジョン・ネイサン・ターナー。彼は10年にわたり、この職務を受け持つことになります。脚本家主任としてクリストファー・ビドミードが指名されました。

新しいスタッフの就任に伴って、『ドクター・フー』は大幅に模様替えされることになりました。オープニングのタイトルが派手な映像になったほか、主題曲も再アレンジされ、より現代的な曲調になりました。また、新チームは、近年、『ドクター・フー』がサイエンス・フィクションの分野からはずれ、サイエンス・ファンタジーに偏りすぎたと考えました。そのため、新シーズンでは、SFの科学面を重視した作品が作られるようになったのです。このシーズンの終りでは、最も長くドクター役を演じたトム・ベイカーが降板、すべては白紙に戻され、新しいスタイルの『ドクター・フー』が誕生することになります。


110.レジャー・ハイブ

脚本:デイヴィッド・フィッシャー
監督:ロヴェット・ビックフォード
第1話:1980年08月30日
第2話:1980年09月06日
第3話:1980年09月13日
第4話:1980年09月20日

放射能に汚染されたリゾート


休暇のため、ドクターとロマーナはアルゴリス星のリゾートにやってくる。この星は核戦争によって、放射能に汚染された荒地と化した。そこで、アルゴリス星人たちは驚くべき決断をした。自分たちの惑星を、戦争の恐怖について教えるユニークなレジャー施設として、他の星の人々にオープンすることにしたのだ。ドクターとロマーナは、放射能から守られたタワーのなかで、多色の砂の流砂を眺めて、最近の冒険の疲れを癒すことができる。

この星では、若返り効果のある「タキオン・リクリエーション・ジェネレーター」が話題の的になっていた。放射能汚染によって老化が加速しているアルゴリス星人にとって、これはまたとない発明だった。だが、ドクターの行くところでは問題が起こるのが常。この星も例外ではなかった。終結した戦争を復活させようとする陰謀が進められていたのだ……。


英語版のDVDが発売中→Doctor Who: Leisure Hive


111.メグロス

脚本:ジョン・フラナガン
監督:アンドリュー・マキュロック
第1話:1980年09月27日
第2話:1980年10月04日
第3話:1980年10月11日
第4話:1980年10月18日

外見を自由に変えられるエイリアン


惑星タイゲラはふたつの派に分かれていた。科学を重視するサヴァント派と、宗教を重視するディオン派である。この星の主要な動力源であるドデカヘドロンが不調になったので、サヴァン派は調査して原因を探ろうとするが、ドデカヘドロンを神とみなすディオン派は強硬に反対する。

そこで、この星のリーダーであるザスターは、ドクターを呼び、両派の調停を依頼する。ところが、ドクターが問題を解決する前に、彼はディオン派によって窃盗の罪を着せられてしまう。真犯人はメグロスという名の、外見を自由に変えられるエイリアンであった。メグロスはドクターに姿を変え、ドデカヘドロンを悪党に売りつけようとしていたのだ……。


このエピソードでは、初代コンパニオンのバーバラを演じたジャクリーン・ヒルがゲスト出演しました(右上の写真参照)。彼女は宗教を重視するディオン派のリーダーを演じました。


112.フル・サークル

脚本:アンドリュー・スミス
監督:ピーター・グリムウェイド
第1話:1980年10月25日
第2話:1980年11月01日
第3話:1980年11月08日
第4話:1980年11月15日

沼のなかに住む怪人マーシュマンとは?


ターディスはEスペースと呼ばれる代替宇宙に吸い込まれ、惑星アルザリウスに着地する。そこでドクターとロマーナは人間の一団に会う。彼らは何世代も前に、この星に不時着したのだが、宇宙船が動かないため、自分たちの星に戻れないでいた。それで彼らは、この星を仮の宿にして、宇宙船を修理する毎日を送っていたのだ。

この星では、霧が漂い始めると、宇宙船内に避難しなければならない。なぜなら、マーシュマンと呼ばれる怪物たちが沼から現れるからだ。この奇妙な怪物の秘密とは?なぜ食料庫に巨大な毒蜘蛛が出現したのか?ドクターとロマーナは、Eスペースから脱出し、自分たちの宇宙に戻るために、これらの謎を解かねばならない……。


『Eスペース・トリロジー』として3つの物語を収録した英語版のDVDが発売中→Doctor Who: The E-Space Trilogy


◆新コンパニオン紹介

●アドリック
アルザリウス星で生まれたアドリックは、この星の堅苦しい暮らしに嫌気が差し、ティーンエージャーの反抗グループに加わります。このエピソードの終りで、人々は遂にアルザリウス星をあとにすることに成功しますが、アドリックはターディスのなかにもぐりこみ、ドクターたちと一緒に旅をすることになります。アドリックは高い知性を持ち、特に数学の才に秀でていますが、その若さゆえに、ナイーブなところがあるので、悪者の口車に乗せられてしまうこともありました。傲慢で議論好きなど、たくさんの欠点を持っていますが、危機的な場面では、ほとんどドクターのような激しさや熱意を見せました。

アドリックを演じたのはマシュー・ウォーターハウス。彼は『フルサークル』(1980年10月)から『アースショック』(1982年3月)までこの役を演じました。



114.戦士の門

脚本:スティーヴ・ギャラガー
監督:ポール・ジョイス
第1話:1981年01月03日
第2話:1981年01月10日
第3話:1981年01月17日
第4話:1981年01月24日

真っ白な無空間から脱出


Eスペースからの脱出を図っていたドクター、ロマーナ、アドリックとK9は、真っ白な無空間に入ってしまう。そこには崩れた古城があったが、それ以外には何もなかった。この無空間には、残酷なローヴィク船長に率いられる、拿捕宇宙船も捕らえられていた。

この宇宙船内ではサリル族が囚われの身になっていた。サリル族はライオンの顔を持つ二本足の生き物である。彼らは時間に敏感なので、拿捕宇宙船のパイロットを務めさせられていたのだ。サリル族のひとり、バイロクは宇宙船から逃避し、ドクターを鏡の間へと誘う。ドクターはそこで、サリル族の隆盛と没落の過程を目撃した。ドクターは、船長によって皆殺しにされようとしているサリル族を救い出し、鏡の門を通って、無空間から脱出しなければならない。


『Eスペース・トリロジー』として3つの物語を収録した英語版のDVDが発売中→Doctor Who: The E-Space Trilogy

●さようなら、二代目ロマーナ!
ロマーナはK9と共にEスペースに残ることになりました。捕虜になっているサリル族を解放するために、尽力することを決意したのです。


115.トラケンの番人

脚本:ジョニー・バーン
監督:ジョン・ブラック
第1話:1981年01月31日
第2話:1981年02月07日
第3話:1981年02月14日
第4話:1981年02月21日

トラケン帝国の平和を守れ


トラケン帝国は、聖なるキーパー(番人)に守られ、千年にわたり、平和な毎日を送っていた。しかし、現在のキーパーは千年の任期を終えようとしていた。悪者メルカーが帝国の滅亡を図っていることを察したキーパーは、Eスペースから脱出したドクターとアドリックに連絡し、帝国を守るよう要請する。

ドクターは、メルカーが次のキーパーになることを防がねばならない。なぜなら、キーパーは「ソース(源)」の管理権を握っているからだ。ソースはトラケン星の生命を維持するエネルギー源なのだ。実は、メルカーを陰で操っていたのは、ドクターの天敵……マスターだった!


英語版のDVDが発売中→Doctor Who: Keeper of Traken


116.ロゴポリス

脚本:クリストファー・H・ビドミード
監督:ピーター・グリムウェイド
第1話:1981年02月28日
第2話:1981年03月07日
第3話:1981年03月14日
第4話:1981年03月21日

4代目ドクター最後のエピソード


スチュワーデスのティーガンは、空港に向かう途中、マスターの陰謀に巻き込まれ、うっかりターディスに乗り込んでしまった。そのとき、ターディスは惑星ロゴポリスに向かっていた。この星の高等数学にマスターが手を出した結果、エントロピーの波が解き放たれ、宇宙全体が飲み込まれる恐れが発生したのだ。唯一の望みは地球にあった。だが、この危機的な状況にあって、マスターは究極の切り札を出そうとしていた……。


英語版のDVDが発売中→Doctor Who: Logopolis


◆新コンパニオン紹介

●ニッサ
トラケン星の領事の娘であるニッサは、恵まれた環境で育ちましたが、マスターに父親を殺され、故郷の星が破壊されたので、ドクターと一緒に旅をすることになります。彼女の専門は生体電子工学。彼女は優れた知性の持ち主で、トラケン星人特有の落ち着いた性格の女性です。しかし、若いころに一連の悲劇に襲われた彼女は、一抹の寂しさを漂わせています。

ニッサを演じたのはサラ・サットン。彼女は『トラケンの番人』(1981年1月)から『ターミナス』(1983年2月)までこの役を演じました。


◆新コンパニオン紹介

●ティーガン
ティーガン・ジョヴァンカはオーストラリア航空のスチュワーデスですが、仕事で空港に向かう途中、マスターの陰謀に巻き込まれ、叔母を殺されてしまい、ターディスのなかに紛れ込んで、ドクターと旅をすることになります。短気で頑固な性格ながら、度胸は人一倍で、問題が起こったら、積極的にかかわり、ドクターの右腕として活躍しました。

ティーガンを演じたのはジャネット・フィールディング。彼女は『ロゴポリス』(1981年2月)から『ダレックの復活』(1984年2月)までこの役を演じました。


■さようなら、4代目ドクター!

4代目ドクターは、巨大なアンテナの頂上でマスターと戦っている最中、地上に落下、アドリックと、ニッサと、ティーガンに見守られながら生まれ変わりました。こうして、7年の長きにわたりドクター役を演じたトム・ベイカーは引退し、5代目のピーター・デイヴィソンにバトンが渡されました。


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