これはアメリカの男性・Cさんの体験談です。
昨日は大学の授業2日目だったんだけど、夜10時まで講義があって最悪だった。9時50分頃に終わって、校舎から駐車場に停めてある自分の車まで歩いていたら、駐車場の脇の茂みで、白い小さなウサギの赤ちゃんがぴょんぴょん跳ねながら、まるで僕についてくるみたいに移動しているのに気づいたんだ。
「可愛いな」と思いながら車に向かい、エンジンをかけて暖機運転を始めた。外は気温が5度くらいで、本当に凍えるような寒さ!
とにかく車をドライブに入れて、駐車場を走り出した。そこは大学や近くのアパートのせいで車がぎっしり停まっていて、見通しがすごく悪い。駐車場のメインの通路を走っていたら、急ブレーキをかける羽目になった。
あの白いウサギが車の前に飛び出してきたからだ。あの子を轢き殺すなんて絶対に嫌だったからね。するとその直後、大型トラック(大型トレーラーじゃないけど、牽引とかに使うようなデカいトラック)が、バックしながら猛スピードで目の前の通路を横切っていくのが見えた。
僕は小さなマツダ3に乗ってるんだけど、もしあのウサギが停めてくれていなかったら、バックしてきた大型トラックに横から激突され、トラックとアパートの建物の間に挟まれてペシャンコにされていたところだった。正直、かなり肝を冷やしたよ。
あたりを見回したら、もうウサギの姿はなかった。よそ見をしている間にどこかへ跳ねて行ったんだろうけど、姿を消したことで、この出来事全体がなんだか非現実的なことのように思えた。
もう二度とあのウサギに会えなかったとしても、こう伝えたい。「ありがとう、小さな相棒よ」とね。家に帰って、映画『マトリックス』の第1作目に出てくる「白ウサギを追え」というセリフをすぐに思い出したよ。僕にとって、なかなかすごい夜だったな。