公衆トイレで不思議現象が起きています。このページでは、アメリカとイギリスで発生した公衆トイレに関する体験談を5つご紹介します!

消え失せた女性

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

先日、職場の女性用トイレを掃除していたら、女性がノックしてきました。そこでトイレを出て、外に立ち、20分ほど待ちました。それからもう一度ドアをノックしてみましたが、応答がありません。中を確認してみると誰もいませんでした。そのトイレには窓も出口もありません。

私は超自然現象をあまり信じていないのですが、この時に何が起こったのか説明できません。その女性はおそらく40代で、金髪、髪の長さは肩ぐらいまでありました。少しぽっちゃりしていて、身長は平均的だったと思います。もっと細かい点に気を付けていればよかったと悔やまれます。

消息不明

上の話と似たようなできごとがイギリスでも起きています。

1989年1月のことです。イギリス・ドーセット州に在住の実業家であるグラハム・マースデン氏が、サウサンプトン市の近くにあるガソリンスタンドに車を乗り入れました。彼はガソリンを満タンにし、料金を支払って、トイレがどこにあるかをレジ係に尋ねました。

彼はトイレに入っていきましたが、いつまでたっても出てきません。マースデン氏の車が給油所をふさいでいたので、レジ係がトイレの扉をノックしましたが、返事はありません。そこでレジ係が合鍵で扉を開けたところ、中はもぬけの殻でした。

その後、間もなく警察が到着しました。警察官は追跡犬とともにあたりを捜索しましたが、マースデン氏は見つからず、彼は消息を断ちました。

博物館の謎

これはあるアメリカ人男性の体験談です。

僕が9歳の時、父が博物館につれていってくれました。恐竜の展示会を見て回っているうちに、突然、ひどくトイレに行きたくなりました。僕は父に「トイレに行ってくる。すぐに戻ってくるから」と告げて走っていきました。

トイレの中には誰もいませんでした。用を足し、手を洗って外に出たら、なぜかそこでは恐竜の展示会ではなく、宇宙に関する展示会をやっていました。違うドアから出てしまったのだと思い、トイレに戻り、あたりを見回しました。ところが、別のドアはありません。そこにあったのは小便用便器と個室だけ。

パニックに陥った僕は、手当たり次第に壁を押してみました。隠し扉のようなものがあることを期待したのです。でも、ドアは一つしかなく、それが入り口と出口を兼ねていました。

誰かに助けを求めようと思い、外に出たら……恐竜の展示会に戻っていました。父は出口のそばでイライラしながら待っていました。「遅かったな。何してたんだ?」と父は尋ねました。あの日、何が起きたのか僕には分かりません。ひょっとして僕は過去か未来にタイムスリップしたのでしょうか……?

存在しないドアを通り抜けた

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

これがどういう現象なのか、なぜ起こったのか、よく分かりません。数年前、学校のトイレに入りました。建物の両側に男性用と女性用のトイレがあり、それぞれの側にドアがあって、中に入れるようになっていました。反対側のトイレへは、外のドアからしか入れません(2つのトイレはつながっていません)。

私は女性用のトイレに入り、内側に設置されていたドアからもう一方のトイレへ行けたのを覚えています。内側のドアを通り抜けたら、男性用のトイレに出たのです。数時間後、このトイレに戻ると、私が通ったドアは存在せず、普通の壁になっていました。これはタイムスリップでしょうか?

黒雲の出た朝に

これはアメリカの男性・エンジェルさんの体験談です。

僕は数々の奇妙なできごとを体験しましたが、7歳の時に起こったできごとは、最も奇妙なもののひとつです。ずいぶん昔のことですが、いまだに鮮明に覚えています。そのとき僕は学校にいました。当日は嵐が起こっていました。雲は黒く、ほとんど邪悪に見えました。午前9時だったのに、外は真っ暗。とても不気味でした。

授業中、トイレに行きたくなったので、先生に許可を求めました。廊下に出て真っ先に気づいたのは雲。まるでホラー映画で見るような雲でした。これから何か悪いことが起こるような予感がしました。少し歩いてトイレに着きましたが、ついてないことに、扉には鍵がかかっていました。もうひとつのトイレに行くためには、屋上を歩いていかなければなりません。

当時、僕たちの学校は資金不足だったので、校庭がありませんでした。その代わりに、学校の屋上にだだっ広いスペースがあり、そこをレクリエーション用に使っていたのです。屋上を歩いているとき、普段よりも渡りきるのに時間がかかっているような気がしました。単なる気のせいだとかたづけ、歩を進めた末に、ようやくトイレに到着。

このトイレは二重扉になっており、入口の扉と用をたす場所が壁で区切られていました。それはプライバシーを守るための措置です。ここから話は奇妙になります。扉を開けて中に足を踏み入れたら、タイル張りの壁の向こうから、ピーッ、ピーッという奇妙な機械音が聞こえてきたのです。

2番目の扉を開けてトイレに入ったら、驚いたことに、そこにはふたつの巨大なクローム製のスーパーコンピュータがありました。僕は「トイレにコンピュータを置くなんておかしい」と思いました。それらのコンピュータは耳をつんざくようなピーッ、ピーッという騒音を立てていました。

しかも、トイレの壁はタイル張りではなく、ピカピカしたクロームのような素材でできていました。この素材は、当時の時代のものではなかったし、今の時代のものでもありませんでした!

僕はトイレから駆け出し、教室に戻ることにしました。その日、昼食時に、このトイレにもう一度行ってみたのですが、すべては普通の状態に戻っていました。コンピュータはなく、壁はタイル張りになっていました。

この日、何が起こったのか、皆目検討がつきません。あれから12年が経ちました。タイムウォープか何かを体験したのではないかと思っています。


今回の小話集はいかがでしたか? 区切られた空間に入るためのドアは異世界に通じるポータルになってしまうのでしょうか? なお、同じようなできごとが日本でも起こっています。深夜、公衆トイレに入り、過去にタイムスリップしてしまった男性の体験談『武士と乗用車』を動画化し、ユーチューブにアップしていますので、ぜひご覧ください!

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