赤い色には何かある

今回はちょっと変わった企画で、赤い色に関する不思議体験談を、日本とアメリカから5つご紹介します!

い糸」は、運命の相手と結ぶ見えない糸を指す言葉で、中国の古代伝説に由来し、東アジアに広まった「線(こうせん)」の文化が日本に伝わり変化したものです。

袖振り合うも他生の縁

これはアメリカのヴォーツィナス夫妻が体験したできごとです。

新婚のカップルだったアレックスさん(夫)とドナさん(妻)は、ある日、ドナさんが幼かったころの写真を見ていました。赤の矢印が指しているのがドナさんです。この写真はアメリカ・フロリダのディズニーワールドで撮影されました。

アレックスさんは、その写真に、若かりしころの自分の父親(青の矢印→)が写っていることに気づきました。父親は乳母車を押しています。その乳母車に乗っていたのは……そう、幼かったころのアレックスさんでした!

これは驚くべき偶然です。なぜなら、当時両家族は赤の他人で、まったく面識がなかったからです。さらに驚くべきことは、当時アレックスさんはカナダに、ドナさんはアメリカ・フロリダに住んでおり、遠く離れていたということです。

どうやら2人は子供時代にちょっとした出会いを果たし、成人後に知り合ってロマンスが花開いたということのようですね。このような話を聞くと「運命の赤い糸は存在するのかもしれない」というような思いがわき上がってきますね。

見えない糸

これはアメリカの女性・Pさんの体験談です。

37歳のとき、店のお惣菜コーナーで、小学4年生のときの親友に出くわしました。そこは小学校のある町とはまったく別の町。離れ離れになってから29年の歳月が流れたのに、なぜか彼女だということがすぐに分かりました。

まるで私たちは何人かの人と見えない糸で結ばれているかのようですね。

車の色がから白に

これはあるアメリカ人男性の体験談です。

8月16日に夫婦で休暇旅行に出かけた。娘のボーイフレンドが空港まで送ってくれたのだが、その時、彼の車の色は赤だった。その男はレーシングカーのドライバーのように運転するので、「赤という色は彼に合っているな」と思ったことを覚えている。

旅行から帰ってきた時、同じ男が迎えにきてくれたのだが、車の色は赤から白に変わっていた。塗装したということではない。なぜなら、前回乗った時に気づいた車体のかすり傷が依然としてあったからだ。

このことに言及したかったのだが、誰も気づいていないようだったので、口をつぐんだ。以前はマンデラ効果の話題をよく家族に振ったのだが、もうやめることにした。家内は僕の頭がおかしいと思っており、「何も変わっていないわ。すべて昔のままよ」と言っている。

これは僕にとって恐ろしいことだ。車の色が変わったのなら、ほかに何が変わったのだろう? 留守にしている間に変化が起きたに違いない。その証拠の一端が車の色ということだ。

黒いズボンといズボン

これは RINGOさんの体験談です。ご投稿、ありがとうございました!

先日、テレワーク中の息子がいつものように休憩がてら階下に降りてきた。朝着ていた赤色のズボンではなく、黒のズボンだった。それ以外は特別どうということもなく、ただ通常なら一言三言会話を交わすのだが、鼻歌を歌いながらまた階上に上がっていってしまった。

少ししてまた階下に降りてきたとき、「また赤いズボンに着替えたの?」と聞くと「朝からずっとこのままだけど??」と言った。

あの黒いズボンの主は誰だったのだろう? あの時もし会話をしていたら…と思うと少し背筋が寒くなった。

いパーカー

これは、ある日本人男性の体験談です。

高校生坊主の頃に、最寄の駅から、下り方面の電車に乗ろうと、ホームに居たんだけど。反対側のホーム(距離8メートルくらい)に俺そっくりなヤツが上り電車を待ってるんだよ。そっくりと言うか、俺本人。

その当時視力は良かったし、何より服装が俺。けど、持ってない筈の赤いパーカーを着てたから、???だったんだ。んなバカな、と思ったが、何度見ても俺にしか見えないんだよね。

ちょっと考えてから、反対ホームに階段昇っていってみたが、既に居ない・・・いや、電車は来てないし、居なくなるはず無いんだが、居なかった。

その後、おかしな事もあるなぁと思いつつ、何日か過ぎて、彼女家に遊びにいったんだけど、帰りが遅くなってさ。もう帰ろうと思って、バイクを暖気運転してたのよ、彼女の家の庭で。

そしたら、彼女が、家の中から「寒いから着ていきなヨ」と、出してきてくれたのが、赤いパーカーだった・・・

出典:時空の歪み