イギリスの女性が自宅でテレビを見ていたら、突然ニュース速報が始まって……
これはイギリスの女性、レズリー・ブレナンさんの体験談です。
1974年6月1日の午前中のことです。レズリーさんは自宅のテレビで昔の映画を見ていました。
突然、映画が中断され、ニュース速報が始まりました。テレビの画面にはただ「ニュース速報」と表示され、映像は放送されなかったそうです。男性のアナウンサーがニュースを読み上げました。それによると、フリックスボローで爆発が起こり、何人かの死傷者が出たとのことでした。
フリックスボローとは村の名前ですが、そこにあるナイプロ社の化学工場で爆発が起こったのです。その工場ではナイロンの主成分が製造されていました。ナイプロ社はその地域における主要な企業で、何百人もの人々が雇用されていました。
彼女はその報せにあまり興味を持ちませんでしたが、フリックスボローという名前だけは心にとまりました。なぜなら彼女はその村の近くに住んでいたからです。
映画が終わり、12時15分ごろに、ピーター・イーストという名の男友達と、彼のガールフレンドが昼食を一緒にするために、レズリーさんの家を訪ねてきました。二人は事故のことを知りませんでした。レズリーさんは二人に事故のあらましを説明し、三人は事故の原因や最終的な死傷者数について推測し、話し合いました。
夕方のニュース番組が始まったころ、三人は再び合流しました。予想通り、トップニュースはフリックスボローでの事故に関するものでした。そのニュースによると、大爆発のあと致命的な火事が起こったとのことでした。死者の数は28人に上り、多数の怪我人が出たとのことでした。
ところが、ある時点で三人を驚かせる報道がありました。爆発は午後5時に起こったというのです。そのあと、三人は笑い出しました。テレビ関係者がまた間違いをしでかしたと思ったからです。レズリーさんは午前中にニュース速報を聞いたのですから、午後5時に爆発が起こったというのは誤報に決まっています。
しかし、翌日の新聞を読んだとき、三人はテレビのニュース速報が説明のつかないものであることを認識しました。新聞には、爆発が起こったその瞬間、工場の時計が止まったと記されていました。その時計は4時53分を指していたのです。
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下の動画はこの事故を撮影したものです。
2)ブレナンさんがテレビを見ている時に、タイムリープしてきた「未来の記憶」を思い出した。それによって、「映画の途中でニュース速報が流れた」と勘違いした。どちらも根拠も証拠もない空論ですが、読んでいただければ幸いです。