これは日本の男性・龍さんの体験談です。
7月に父親がなくなった時の不思議な出来事です。
元気だったはずの父親は、病院で手術中になくなりました。
不思議な出来事は次の日に起こりました。
父親からもし万が一なくなったらダンボールを捨ててほしいと言われたのですが、中を開けてみると、高校時代や大学時代のアルバムや研究の材料があり、なるほどとアルバムを見ていました。若かりし父親が仲良い友達と写っていました。山に登り仲良い3人がいつも写っていました。
その時、電話がなりました。知らない人でしたが、父親がいるか? アルバムを40年ぶりに見て懐かしく電話したと、写真の1人でした。なくなった事を告げ、いろいろ話をした中で、私がダンボールから開けて見ていた時間は父親の友人が見ていた時間と同じで、写真も同じでした。驚きはまだ続きました。
電話を切るとまた電話でした。取るとまた知らない人で、話を聞くと先程と同じ時間に同じ写真を見て、40年ぶりに懐かしく電話してきました。
何日かして家に来てくれたのですが、その写真には笑顔の3人がいました。
追記です。
ちなみに、40年ぶりと書きましたが、50年前、山登りした写真はなくなった日に撮ったらしく、40年ぶりは40年前のその日、3人で一緒に集まった最後の日でした。
昨日、父親の友達に気になってた事を聞く為、電話をした時に昔のアルバムで3人で撮った写真の下に日付が書いてあり知りました。父親の友人も記憶は定かではないけど、山に登ったその日、3人でまたその日に山に帰ろう。山の子は山の如くと、、、そのアルバムの下に書いてありました。合言葉で、記念日だったそうです。
父親は山に帰ったのだと感じます。私も一度、登ってみたいと思います。
電車から降りて、自転車にのり、妻から電話があり、今、手術室に入ったと、、、見上げたら空は見たことがないような綺麗な虹がかかっていました。妻に虹が綺麗だよと泣きながら滲む空を見ながら、大丈夫、大丈夫、といった事を覚えています。
あの日の事、綺麗な虹を一生涯忘れません。温かい言葉に感謝します。そしてこれから同じ時間に生きていく、皆さんに感謝します。