神出鬼没のゆで卵
先日、僕は固ゆで卵を作り、殻をむいて、ふきんの上に置きました。水を飲むために、ちょっとその場を離れて戻ってきたら……卵はなくなっていたのです! 卵が転がって目の届かないところに落ちたとか、そういうことはありません。
その時、僕は台所にいました。別の部屋に行ったわけではありません。ゆで卵を置いた場所から、せいぜい3メートルぐらいしか移動しなかったのです。
ところが! それから3分足らずで、ゆで卵は再び出現したのです! 先ほどとまったく同じ場所に!
もちろんゆで卵は食べましたが、その後、何も変わったことは起きませんでした。
僕のゆで卵は休暇旅行に出かけていたのでしょうか?
その話をした覚えはないよ
これは私が13歳か14歳のころに起きたできごとです。当時中学生だった私は、音楽の授業を受けるために、友達と一緒におしゃべりをしながら音楽室に向かって歩いていました。
その時、友達が「悲しい」と言ったんです。訳を尋ねたら、彼女の家族の一人が問題を抱えており、この先どうなるか分からない、とのことでした。それで私は「きっとうまくいくよ」と友達を励ましました。
翌日、その友達にご家族が元気かどうか尋ねたら、友達は戸惑いの表情を見せ、「なぜそのことを知っているの?」と尋ねました。
「昨日、あなたが教えてくれたじゃない」と言ったら、彼女は「ううん。そんなこと言った覚えはないよ」との返事。
今日に至るまで、その友達は「家族のことを話さなかった」と言って譲りません。でも、私はその会話をハッキリ覚えているんです。
その時、別の女の子も一緒で、その子も会話に加わったので、覚えているかどうか聞いたのですが、その子も覚えていないと言っていました。
なぜ私だけが覚えているのでしょう?
複製された下着
今日はインターネットを見ながら、家でのんびり過ごしていました。のどが渇いたので、水を飲むために階下に降りていきました。そうしたら家族が僕にパンツを手渡し、「これ、お前のじゃないの? 乾燥機の中にあったよ」と言われました。
でも、僕はそれとまったく同じパンツをその時点ではいていたのです。そのパンツは一つしか持っていません。以前は二つあったのですが、もう一つのパンツは誤って紐を抜いてしまったのです。
今はいているパンツは、昨日、乾燥機から出したものです。
僕はこの現象を説明することができません。でも、パンツを無料で手に入れられたのはラッキーでした!
テレポートした犬
ある日、私は一階の台所でラーメンを作っていました。その時、私の愛犬二匹と妹は二階にいました。冷蔵庫を開け、卵を取り出して、冷蔵庫の扉を閉めたら、愛犬二匹のうち一匹がそこに立っていて、私をじっと見つめていました。
犬が二階から降りてくる時は、階段がキーキー大きな音を立てるし、一階に降りた時、犬の爪がタイルに当たる音が聞こえるはずなのです。でも、そんな音はぜんぜん聞こえませんでした。
そのころ、妹の部屋の押入れの中にもう一匹の犬が現れました。その時、部屋の扉は閉まっていたので、いつの間にか犬が部屋に入っていたということはありません。扉を閉めた時点で、犬は部屋の中にいなかったそうです。
他人の空似
女性用の公衆トイレで手を洗っていた時のことです。隣にいた女性が自分の母に瓜二つなので、彼女をじっと見ずにはいられませんでした。
彼女は彼女で、私を凝視していました。
私は非礼を詫び、彼女が自分の母にそっくりであることを伝えました。そうしたら、彼女はこう言いました。
「私があなたを見つめていたのはね、あなたが私の娘に瓜二つだからなの。あなたが私の娘じゃないなんて、信じられないわ。」