二日酔いの薬
先週、友達と一緒に旅行に出かけました。旅先で酒をたくさん飲むことを分かっていたので、二日酔いに効く薬を旅行鞄に入れようと思いました。常備薬戸棚の中を探したのですが、薬は見当たりません。でも、確かにあるはずなのです。それで僕はアパート中をひっかき回しました。結局、薬は見つかりませんでした。
というわけで、旅行の途中で薬局に寄り、薬を買いました。
帰宅後、その薬を常備薬戸棚に入れようとして扉を開けたら……その中に使いかけの薬がありました！
僕は一人暮らしです。旅行に出かける前にアパートの中を徹底的に探しました。まあ、大した話ではありませんが、興味深い話ではあるとは思います。
二度、同じ時間に起きた
今朝、6時45分に目覚め、トイレに行き、犬に餌をやりました。次に目覚まし時計を30分後（およそ7時20分）にセットし、もうひと眠りしました。
次に目覚めたら、時間は6時45分でした。これって一体……？
プリンスの夢
プリンス（アメリカのミュージシャン）は2016年4月21日に亡くなりましたが、私はその一週間ほど前に奇妙な夢を見ました。初めに言っておきますが、私は特にプリンスのファンというわけではありません。彼にたびたび思いをはせるようなことはなかったし、彼の音楽もあまり聞いていませんでした。
夢の中で私は人里離れた湖の岸にいました。プリンスは大きな船のへさきに縛り付けられた状態で歌を歌っていました。どの曲だったのかは覚えていないのですが、私は彼と一緒に歌っていました。
そして船首が岸に衝突し、プリンスは消え失せてしまいました。次の瞬間、私は夢から覚めました。
実質的に彼が亡くなる夢を見たようなものです。それはとても奇妙な体験でした。なぜなら、私には彼の夢を見る理由がなかったからです。
彼の訃報に接し、ショックを受けたのは、それから一週間後のことでした。
真夏に黒いコートを着た男
一年ほど前のことです。私は人通りの激しい金融街にいました。横断歩道で信号待ちをしながら、向かい側の通りを行きかう人々を見ていました。その時、黒のトレンチコートを身に着け、黒いフェドラ帽をかぶった男性が、決然とした様子で歩いていく姿が目に入りました。彼は閉店したキオスク（新聞・雑誌売り場）に向かってツカツカと歩いていきました。
私は変だと思いました。というのも、その日はとても暑かったのに、その男は長いコートを着ていたからです。
彼は私から遠ざかっていくところだったので、残念ながら顔を見ることはできませんでした。
なぜか私は催眠術にかかったように、その人から目を離せませんでした。
次に信じられないことが起きました。彼はキオスクまで歩いていって、そこを通り抜けてしまったのです！ まるでフッと消え失せてしまったかのようでした。視界をさえぎるものがなかったので、その光景をハッキリと見ることができました。
私は横断歩道を渡ってキオスクまで足を運び、あたりを見回したのですが、彼の姿はどこにも見えませんでした。本当に奇妙な体験でした。
なぜカーナビは誤作動したのか？
私の母と姉がアメリカに旅行した時、ヘリコプターツアーに申し込みました。ツアーの朝、母と姉と叔父は乗用車でヘリコプターの発着場に向かいました。ちなみに叔父はアメリカに住んでいます。
でも、途中で三人は道に迷ってしまいました。車にはカーナビが搭載されていたにもかかわらず、同じ通りを三度も行ったり来たりする羽目になりました。
そんなわけで三人はツアーに乗り遅れてしまったので、叔父は日程を変更するためにツアー会社に電話を入れました。そしてショッキングな事実が明らかになりました。
その日のツアーはすべて中止になったのです。なぜなら、三人が乗る予定だったヘリコプターが墜落し、乗っていた人全員が命を落としたからです。
なぜこの日に限ってカーナビが誤作動したのでしょう？ しかも叔父はその土地に何年も住んでおり、道順を知り尽くしていました。にもかかわらず道に迷ってしまったのです。
このできごとを思い出すたびに、背筋が寒くなります。
