これはあるアメリカ人女性の体験談です。

近所の家が、ある日突然、丸ごと消え失せた!

私は子供のころ、いとこの女の子と一緒に、自宅の前の通りで毎日のように自転車レースをして遊んだものです。通りの端まで行き、そこでUターンして、もう一方の端まで自転車を走らせて競争しました。

この通りの端に一軒の家が建っていました。家の外壁はすべて黄色のペンキで塗装されていました。その家のご主人はドイツ人で、奥さんはアメリカ人でした。二人はほとんど常にドイツに住み、夏になるとこの家にやってきました。

ご主人はいい人で、いつも私たちにリンゴとサクランボをくれたものです。お宅の庭にリンゴとサクランボの樹が植えてあったのです。ご主人は強いドイツ語なまりの英語を話しました。奥さんは病気がちだったので、あまり見かけませんでした。二人には孫娘がおり、彼女がこの家にやってきた時は、いつも私たちと遊びました。

私たちはこの家を「ドイツ人の家」と呼んでいました。ある日、その場所を通りかかったら、家は影も形もありませんでした。家が建てられていたところには木々が生えており、家が建っていた兆候はまったくありませんでした。

いとこに尋ねたら、彼女はこの家のことを覚えていました。その家がパステル・イエロー(淡い黄色)で塗装されていたこと、優しいドイツ人のおじさんが住んでいたこと、そして彼の孫娘さんと一緒に遊んだことなどを覚えていました。ところが、私たち二人と、私の弟を除き、覚えている人は一人もいなかったのです!

私と弟はいまだにこの家のことを話題にしています。奇妙なことに、それから何年かあとに、私は学校で孫娘さんに出会いました。彼女は昔遊んだ時と同じ名前で、同じ顔だったのですが、私のことは覚えていないようでした。そして、おじいさんとおばあさんはドイツに住んでいるとのことでした。しかし、二人はかれこれ10年ほどアメリカを訪れていない、と言っていました。二人が通りの端に家を建てなかったことは言うまでもありません。

「どこかであなたに会ったような気がするのだけど、はっきり思い出せない」……孫娘さんはそんな風に言っていました。

・相手にもかすかな記憶が残っているのが面白いですね

柴犬さん(2017年1月27日)


・面白いですね! パラレルワールドでしょうか!?

あまり流れは変わらないものの!! パラレルワールドが存在して!! 違う世界にたどり着いた話にみえます。

24yearさん(2017年1月26日)

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