二人の魔女

これはあるアメリカの男性の体験談です。

ある夜、寝ている間に明晰夢(夢の中で自分が夢を見ていることに気づくこと)を見ました。

その夢の中に二人の魔女が現れ、「願い事をして」と言いました。ちょっと考えた後、「スティーブン・キングの本が15冊欲しい」と頼んだら、二人は無頓着に肩をすくめて「了解」と。

翌朝、明晰夢を見たことに興奮して、その内容を日記に記しました。でも、わざわざ書き止める必要はありませんでした。なぜって明晰夢を忘れるようなことはないからです。

二、三日後、リサイクルショップにいやいや足を運ぶ羽目になりました。というのも、その店でハンガーをいくつか買ってくるよう、ガールフレンドから頼まれたからです。

というわけで、ハンガーを探したのですが、見当たらないので、古本コーナーを覗いてみることに。

これはビックリ! スティーブン・キングの小説がきっかり15冊、一冊50セント(約55円)で売っていたのです!


風に吹かれて

これはあるアメリカ人男性の体験談です。

2003年。俺の財布はすっからかんになり、20ドル(約2,000円)が欲しいと切実に思っていた。その金でコーヒーと食べ物を買いたかったのだ。

その日は風が強かった。通りを歩いていたら、風に吹かれた20ドル札が俺の前を横切り、雑草の茂みの中に引っかかった。俺はすぐさまその札をつかみ上げた。

なぜか俺は、その札を手に入れるべくして手に入れたような気がした。

奇妙なことに、それよりもずっと昔に、俺は20ドル札をなくしたことがある。

その日は猛吹雪が吹きまくっていた。手持ちの金は20ドルだけ。

当時、俺が住んでいた家は道路に面していた。その道路の向こう側にショッピングセンターがあったので、そこに行くことにした。腰の高さまで積もった雪をかき分け、かき分け、やっとのことで到着した。

いくつかの店は開いていたのだが、いざ買い物をしようとしたら、金はどこにもなかった。落とさないよう万全を期したのに、どこかへ消えてしまったのだ。

いまだに時々こんな思いがわいてくる。昔なくした金を2003年に拾ったのではないかと……。


消えた手鏡が再び出現

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

私は出かける前に手鏡を見ながら浴室で髪をとかすことにしています。

二週間ほど前、その手鏡がなくなりました。それ以来、髪を整えるだけのために、大きな鏡を浴室に引きずってこなくてはならない羽目になりました。

何度も手鏡を探したのですが、どうしても見つからなかったので、諦めることにしました。

今朝、浴室に足を踏み入れたら、手鏡は何もなかったかのように洗面台の上に置いてありました。私は一人住まいです。


科学者の奇妙な体験

これはイギリスの女性・カーラさんの体験談です。

私の父は歴史、科学、ハイテク関係が好きで、超常現象には懐疑的です。私が占星術とかスピリチュアルな話を始めると、聞く耳を持ちません。

ところが、数週間前に仕事から帰ってきた父が「今日はイアンと奇妙な体験をしたよ」と、意外な話を始めました。イアンというのは父の同僚で、科学者です。

「二人でウォータールー駅(イギリス・ロンドン市内にある電車・地下鉄の主要駅)を歩いていたんだ。標示に沿って歩いていったのに、大きなコンクリートの壁が行く手をふさいでいたんだ。そこを歩いていけば中央広場に出られるはずだったのに。」

「それで来た道を戻っていったんだが、結局壁のあったところに戻ってきてしまった。ところが、今度は壁がなかったんだ。だからずっと歩いていけたんだよ。」

父の話によると、同僚は混乱したような声を上げ、もう一度来た道を戻って、状況を把握しようとしたのだそうです。でも父は落ち着いた口調で、こう諭したのだそうです。

「この種のできごとが起きることはあるものだよ。とにかく受け入れるしかない。ほんの少し前には壁があったのに、今はないということだ。」

その後、同僚は一時間も話ができなかったそうです。父はこのできごとが勘違いでないことを確信しています。父がちっとも動揺していないのは驚きです。

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