

ハリー・ポッターと不思議な夢
ずいぶん前のことですが、ある夜、奇妙な夢を見ました。夢の中で私は暗い廊下に立ち、半開きの扉を見ています。扉の向こうの部屋は炎で照らされており、そこからひそひそ話が聞こえてきます。その時、私はとても不安な気持ちを味わっています。まるで、今すぐにでも危険なこと・悪いことが起きることを知っているかのようです。
時は流れて、ハリポタシリーズの第四作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の映画が公開されました。この映画の初めの方で、ハリーは夢を見ます。夢の中で、ハリーはリドルの館にいます。そこではヴォルデモートがハリーを殺す計画を立てており、ハリーはその話を立ち聞きします。私が何年も前に見た夢は、まさにその場面だったのです。
この夢を見た時、私はハリポタの本を読んでいませんでした。そしてハリポタの映画はまだ公開すらされていなかったのです。当時はとても奇妙な夢を見たと思ったのですが、特に気に留めることはありませんでした。
消えた靴下
これはたわいもないできごとなのですが、一週間ほど前に起きました。僕は家に帰ってくると、外出着よりも快適な室内着に着替えるようにしています。その日も例外ではありませんでした。
ズボンを脱いだ時、右足に履いていた靴下が脱げてしまったのですが、ズボンを完全に脱いでから靴下をはき直すことにしました。
でも靴下が見つからなかったのです! ズボンの中を三度調べたのですが、そこには入っていませんでした。
着替えた部屋は広々としており、自分の周りにあったのは椅子と戸棚だけでした。椅子や戸棚の上、背後、そして戸棚の中まで見たのですが、靴下はありませんでした。
靴下がどこに行ったのか、いまだに不明です。
バーガーキングの読心術者
これはアメリカのメアリー(仮名)さんの体験談です。便宜上、私の名前はメアリー、友達の名前はカルロスということにしておきます。
あれは2005年か2006年の夏のことでした。
私は友達のカルロスと一緒に、何人かの友達をニューヨーク市立大学に送り届けた後、大学の近くにあるバーガーキングに立ち寄りました。
注文をしようとしたら、バーガーキングの従業員が「さて、メアリーさん、何を注文されますか?」と話しかけてきたのです。私は「なぜ私の名前を知っているの?」と尋ねました。
その時、奥の客席に座っていた人が「やば! あいつ、またやってら!」と言ったのが聞こえました。
すると別の従業員がツカツカと歩いてきて、「聴き間違いですよ。うちの支配人がメアリーという名前なんです」と私に釈明しました。その時、もう一人の従業員は背後でクスクス笑っていました。
私は訳が分からなくて混乱したのですが、とにかくワッパーを注文しました。この間、友達のカルロスはずっと携帯電話で母親と話をしていたのですが、騒ぎを聞きつけて電話を切りました。
すると、さっきのオタクっぽい従業員が「カルロスさん、あなたもワッパーを注文しますか?」と尋ねたのです! 次の瞬間、別の従業員が彼を引っ張って奥の方につれて行ってしまいました。他の従業員たちは一様に笑っていました。混乱しきった私はカルロスと目を見合わせるばかりでした。
席に着いてワッパーをほおばりながら、なぜあの従業員が私たちの名前を知っていたのか、解明しようとしました。私とその従業員は知り合いではありません。それに、私たちが店に入ってきた時、カルロスは電話で話をしていたので、私とは一切会話を交わさなかったのです。なので、その従業員が私たちの会話を立ち聞きして名前を知った、ということはあり得ません。
二人の私
ある日、私は仕事を終えて帰宅し、ソファに横たわって仮眠をとっていました。そんな中、仕事から帰ってきたボーイフレンドが家の中に入ってくる音が聞こえたので、目を覚ましました。
ちなみに、私は毎日午後3時に帰宅し、ボーイフレンドは午後6時に帰ってきます。
居間に入ってきた彼は「帰ってきたばかりなの?」と尋ねました。私はその質問に混乱し、「ううん。ここで2、3時間、昼寝していたの」と応えました。
彼は少し間をおいてから、「おかしいな。車を停めている時、お前が家に入っていく姿を確かに見たのに……。」
鏡の中の未来