奇妙な少女

一年前のこと。私は母と一緒に買い物に出かけました。小さなショッピングセンターの駐車場に車を停め、母が店に行く準備をする間、私は待っていました。

私たちの前の駐車スペースには大型の白のSUV(形はステーション・ワゴンに似ており、四輪駆動でオンロードにもオフロードにも対応できる自動車)が停めてありました。

普段の私は他人の自動車に一切注意を払わないのですが、なぜかこの時だけは前の自動車を観察する衝動に駆られました。

やがてその車を所有する家族(父親・しょいこに乗せられた幼児・少女)が出てきました。父親が子供を自動車に乗せる間、少女は私たちをじっと見つめていました。その少女は髪に大きなリボンをつけており、髪型はポニーテールで、父親に促されて車に乗る間も、私たちから目を離すことはありませんでした。母も少女を見つめていました。とても妙な雰囲気でした。

その家族がやっとのことで車に乗り込んだ時、私たちは店に向かって歩を進めていました。ところが、ショッピングセンターの扉を開けた時、まったく同じ家族が出てきたのです! 奇妙な少女、赤ちゃん、そして父親はまだショッピングバッグを提げていました。

母と私はゾッとして顔を見合わせました。その父親が二人の子供を車に乗せるのに5分かかりました。数秒の間に車から出て、私たちを追い越し、店に入って出てくることは不可能でした。

それを目にしたのは私たちだけではありませんでした。食料品売り場の店員もその光景を目にし、ギョッとした表情で私たちと顔を見合わせたのです。

これは私が体験した最初の(そして今のところ唯一の)不思議なできごとです。


ブラジルでドライブ中に瞬間移動

ある日、僕は友達と一緒に車でパーティーに行きました。そのパーティーは、僕たちが住んでいるサンパウロにほど近い、コティアというブラジルの街で行われました。自宅から目的地までは車で30分の道のりです。

僕たちはパーティー会場に到着し、そこで2時間ほど過ごして、家に戻ることにしました。家路につくためには陸橋を渡らなければなりません。というわけで、僕たちは陸橋を通り、車をサンパウロに向かって走らせました。

しばらくして、僕たちは夢を見ているような気分になりました。時間の経過がゆっくりになったように感じられたのです。次にショッキングな事実が明らかになりました。何と僕たちは反対方向に走っていたのです! そしてサン・ロケという都市に到着しつつありました。サンパウロからサン・ロケまでは車で一時間かかります。

そこで僕たちは反対車線に乗り換え、一時間ほどドライブして、やっとのことで帰宅しました!

当然、誰も僕たちの話を信じてくれませんでした。このできごとは10年ほど前に起きたのですが、僕も友達も、あの夜、奇妙なできごとが起きたのだと、いまだに信じて疑いません。


おばさんの車

僕が11〜12歳だったころ、僕のおばさんがベージュ色の車を持っていたことを覚えています。その車はハンドルが右側についていました。僕はアメリカに住んでいるので、それはかなり変わったことでした。

僕の家族がその車のことで大騒ぎしたことを覚えています。ところが、ある時を境にその車を見かけなくなったので、きっと新しい車に買い替えたのだろうと思っていました。それから数年に渡り、そのことは気にも留めませんでした。

ある日、家族が車の話を始めたので、おばさんが所有していた変な右ハンドルの車の話題を持ち出しました。すると、みんなキョトンとした表情で僕を見て、「おばさんはそんな車を持っていなかった」と言ったのです。

でも僕は、その車を細かく描写できるほどよく覚えているし、みんなが大騒ぎしたことも記憶に残っているのです。


ドライブ中に瞬間移動

昨年のことです。ある日の午後、友人の家を訪ねた僕は、訪問を終えて自宅に帰ろうとしていました。道が空いていたら、自宅まで車で35分かかります。

車を発進させる直前に、ガールフレンドに携帯メッセージを送りました。その時の時刻は午後2時でした。友人の家を発った時、車のダッシュボードに表示されていた時刻は2時1分でした。

ここから話はおかしくなっていきます。運転をした記憶がまるでないのです。友人の家を発ったところまでは覚えているのですが、次の瞬間、僕は自宅の真ん前にテレポートしていました。

自宅を目にした時はギョッとし、「もう家に着いちゃったの?」と思いました。携帯と車の時計で時刻を確認したら、午後2時6分になっていました。

今日に至るまで、何がどうなったのかちっとも分かりません。どういうわけか35分かかるはずのドライブが5分で済み、運転した記憶が完全に欠如しているのです。


あれはデロリアン?

数年前のある日、僕は母とともに、兄の運転する車に乗り、日没前の街中を走っていました。

そんな中、後部座席に座っていた母が窓外を見ながら「あれは車?」と尋ねました。

というわけで窓外に目を移したら、空に何かが浮かんでいるのが見えました。それはダークカラー(暗色)で、つやがあり、80年代のキャデラックにそっくりでした。

ヘッドライド、前面ガラス、ドアの取っ手、タイヤ……と、要するにすべてを見ることができました。

兄もその車を見ましたが、運転していたのであまり見られませんでした。念のために言っておきますが、その時僕たちは全員しらふで、お酒は入っていませんでした。

高速道路の上空約150メートルのあたりを飛行していました。

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