バスに乗っていた時、自分にそっくりな人を見かけた

その人は高校の近くでバスに乗りました。文字通り僕に瓜二つでした。ただ、僕よりも二、三歳若く、ひげを生やしていないという違いはありました。

僕の容姿も、服装のセンスも、かなり個性的なのですが、この人はそれらの条件をすべて満たしていました。爪の形から顔の構造まで、すべてが生き写しだったのです。

残念ながら、この人に話しかけることはできませんでした。精神的にとても難しいと感じたのです。勇気を振り絞って声をかけようとしたら、みぞおちのあたりがムカムカしました。

彼は思いもよらないところで下車しました。奇妙なことに、かつて僕はこの近くに住んでいたのです。

もしまた彼に会うチャンスを得たら、絶対に話しかけて、写真を撮るつもりです。


父が出勤する姿を二度目撃した

このできごとは一年ほど前に起きたのですが、私の心から離れたことは片時もありません。あの時は本当に混乱しました。

警察官である父は、時々夜間に呼び出されることがあります。ある夜、母と居間でくつろいでいた時、父が階段をものすごい勢いで降りてきて、車の鍵をつかみ、外に出ていきました。

それから一分後、また父がドタドタと階段を下りてきて、車の鍵をつかみ、外に出ていったのです。

一回目と二回目の間の違いは、二回目に私も母も「これはどういうこと?」とパニくったことです。

父は私たちがうろたえているのを見て混乱した表情を浮かべましたが、そのまま仕事に行きました。


カーラジオの謎

ある夜、僕はパソコンに向かって夜更かしをしていました。

時計が午前3時を回った時、父の車のカーラジオが鳴りだしたので、父は目を覚ましました。ラジオは父のお気に入りのチャンネルにチューニングされており、大きな音を立てていました。この時、僕はヘッドホンをつけていたので、このことに気がつきませんでした。

父がラジオのスイッチを切るために外出した際、家のドアに鍵がかかっていないことに気づきました。そこで父は鍵をかけ、再び眠りにつきました。

誰かが午前3時以前に侵入を試みていたら、我が家は泥棒の被害に遭っていたでしょう。

奇妙なことは、車のキーが差し込まれていなかったことです。だったら、どうしてラジオのスイッチが入ったのでしょう?


夢で交通事故を予知

これは僕が9歳から12歳の時に起きたできごとです。

ある夜、僕は夢を見ました。自宅前の通りの端で車の衝突事故が起きるという夢でした。夢の中では、まず煙が上がり、次に衝突事故を目にしました。

翌朝、僕は母の運転する車に乗っていました。その時、母にスピードを落とすよう警告しました。その時点で道路に異常は見られなかったのですが、母は僕の助言に従い、車のスピードを落としました。

道の端まで来た時、後続車が僕たちの車を追い越そうとしました。その時、左方向からトラックが走ってきて、追い越した車に衝突し、運転していた女性は亡くなりました。

もしあの時、母がスピードを落としていなかったら、僕たちが命を落としたかもしれません。


癇癪(かんしゃく)のおかげで命拾い

これは私が幼いころに起きたできごとです。

ある日、父は私をつれて祖母の家を訪ねることにしました。出発する前に昼寝をしたのですが、就寝中に交通事故の夢を見たのです。主要なインターチェンジで事故が発生するという夢でした。

私は「車に乗りたくない」と大声を上げ、ひどい癇癪を起こしました。

癇癪が治まるまでに優に10分はかかりました。次の瞬間、私は憑き物が落ちたようにおとなしくなり、「もうおばあちゃんに会いにいってもいいよ」と言ったのです。

父はそんな私の態度に困惑したのですが、気を取り直して私をピンク色のチャイルドシートに座らせ、出発しました。

私たちはカーラジオを聞きながら祖母の家に向かって車を走らせました。私はおやつとしてキャロットスティック(生のニンジンを食べやすく切ったもの)を入れた袋を手にしていました。

そんな中、夢で見たインターチェンジのあるところにやってきたら、ひどい交通事故が起きたせいで道は通行止めになっていました。車の長い列ができ、私たちはその先頭にいました。もし10分早く家を出ていたら、私たちが事故に遭っていたかもしれません。

今日もなお、私はこのできごとに震え上がっています。当時、私は6歳だったのですが、このできごとはしっかりと記憶に残っています。もしあの時、癇癪を起さなかったら、父と私が犠牲になっていたでしょう。

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