戻ってきた指輪

これは2010年に起きたできごとです。私は家族と一緒にバングラデシュ南東部に位置する都市・コックスバザールの海岸で休暇を楽しんでいました。ここは世界最長の天然の砂浜があることで知られており、とても美しいところです。

このビーチを初めて訪れた私は、砂浜近くの浅瀬に立って、ものすごい速さで引いていく潮流に魅了されていました。

おバカな子供だった私は海水の中に手を入れました。次の瞬間、引き波の勢いが強かったので、指輪が抜け落ち、波にさらわれてしまいました!

私はひどく動揺し、家族に頼んで一緒に探してもらったのですが、指輪が見つかることはありませんでした。4年に渡り、その指輪を毎日はめていたのです。私はひどく落胆しました。

それから数週間後、自宅に戻った私は、髪を結ぶための用具を取り出すために引き出しを開けました。そうしたら……その中に指輪が入っていたのです! それが失くした指輪であることは明らかでした。なぜなら、海岸でなくした指輪は石が一つ欠けていたのですが、引き出しの中にあった指輪もまったく同じ石が欠けていたからです。また、4年の間、毎日はめたせいで、青銅色があせ始めていました。家族に見せたら、みんな驚くばかりでした。

この指輪はいまだに持っていますが、もはやはめることはありません。なぜなら、これ以上すり減らしたくないからです。それは宝石箱の中に入れてあります。今日に至るまで、どのようにして指輪が戻ってきたのか、納得のいく説明が見つかりません。


突然出現した鏡

これは数分前に起きたできごとです。

私は友達とバンドをやっているのですが、最終バスに乗り損ねたので、バンドの新しいリハーサル室に泊まる羽目になりました。

廊下の突き当りにあるトイレに行ったら、壁に鏡が取り付けられていないことに気づきました。手を洗いながら(そう、私はトイレを使う前に手を洗うことにしているのです)、黄色のペンキで塗られた壁を見つめていました。

次に私はトイレに行き、用を足した後、また手を洗いました。すると突然、自分自身の姿が目に入ったのです! 鏡が壁の上に出現したのです。

私はこのできごとを説明することができません。


ピザが出現

昨日、彼氏と一緒に買い物に出かけました。冷凍ピザと、その他二、三の商品を買うのが目的でした。

四種類のチーズが乗ったピザの新商品があったので、それを買いました。彼も私もそのピザを食べたことがなかったので、ワクワクしました。家に帰って食べたら、とても美味しかったです。

そのピザがあまりにも気に入ったので、翌日も同じ店に足を運んで、同じ商品を購入しました。

家に帰って冷凍庫を開けたら、そこには同じピザが! 前日にそのピザを二つ買ったということはありません。一個分のお金しか持っていなかったのです。また、以前にそれを買ったということもあり得ません。なぜならそれは私たちが初めて目にした新発売の商品だったからです。

大した話ではありませんが、私は完全にビビってしまいました。


千両箱

これは日本のギャンブラーさんの体験談です。

15年前の事、夢でパチンコかパチスロをしている人を横目で見て歩いてたら、千両箱と書かれた箱をたくさん積んでいる人がいて「へー、今時こんな箱まだあるんだな? 25年程前に東京でパチンコ打ってた時はあったけど…」っていう変な夢を見た。

その夢も忘れかけていた頃、めったに行かない店でパチスロを打ってたらジャンジャン出て、箱が足らないもんだから定員を呼んだら、私は一瞬身体が固まってしまった! その箱には、夢で見たのと同じ「千両箱」と書かれていた!


予知夢のおかげで愛犬の死を回避

先日、就寝中に夢を見ました。その夢の中で、愛犬が白いトラックにひかれて死んでしまいました。僕はその公園でよく愛犬とフリスビーをして遊んでいるのです。

普通、僕は夢を見ません。たとえ見たとしても、現実的な夢や予知夢は一切見ないのです。

それから二日後、愛犬を連れてその公園に行きました。すると、夢で見たのと同じ白のトラックが公園の中を走ってきたのです(それは完全に違法行為です)。僕は木立の方に逃げたのですが、どういうわけか愛犬は動こうとしません。このままではトラックにひかれてしまいます。

そこで犬のいるところに走って戻り、懐中電灯(1万ルーメンで非常に明るい)を点滅モードにし、急速に迫ってくるトラックの運転手に向かって懐中電灯の明かりを向けました。

それでもスピードは落ちなかったのですが、僕らの前方150メートルほどの距離まで来た時、急ブレーキが踏まれ、僕と愛犬は死を免れました。

運転手が車外に出てきました。彼は明らかに公園や市の関係者ではありませんでした。トラックの荷台には数匹の犬が乗っていました。頭が少しおかしいことは明らかでしたが、性格は友好的で、前方に注意を払っていなかったことを詫びていました。彼の腰には伐採用のなたがぶら下がっていました。

もしあの夜、夢を見なかったら、愛犬が死んでいたことは確実です。5年の間、車が公園を走り抜けるところを見たのは後にも先にもこの一度だけでした。そもそも公園には道がないのです。その後、運転手も彼のトラックも目にしていません。

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