

起きなかったできごとの記憶
僕が6歳の時、母が海につれていってくれました。岩の近くで遊んでいた時、ガラスの破片が足に刺さってしまいました。
僕は母につれられて病院に。医師は破片を取り除き、傷口を一針か二針、縫い合わせました。
この事故が海岸のどこで起きたのかを覚えているので、そこに行くたびに当時の思い出がよみがえります。
医師の顔も覚えています。メガネをかけた50台の男性で、頭髪が禿げかけていました。治療室の右側にテーブルがあったことを覚えています。
何もかも覚えているのに、車で病院に向かった時のことだけはぜんぜん覚えていないのです。
僕が十台の時、父母との会話の中でこの話題が持ち上がりました。ところが母は困惑したような表情で「そのできごとは覚えていない」と。父も母に同意し、僕が傷口を縫い合わせるほどの大けがを足に負ったことは記憶にないと言いました。
足の裏に傷跡はないし、僕が病院で治療を受けたことを示す記録も残っていません。それならなぜ僕は起きなかったできごとを鮮明に覚えているのでしょう……?
20分を失った
今朝は一時間ほど前に起きた。テレビをつけたらニュースをやっていた。居間の掛け時計に目をやったら、時刻は7時20分。よし、サッとシャワーを浴びれば、7時半からやるトップニュースを見れるだろう。
急いでシャワーを浴び、居間に戻ったら、時刻は7時50分になっていた。どういうわけか20分を失ってしまったのだ。
説明できない。ビビるほどのことではないが、不安な気持ちになった。
歴史が変わった
これはイギリスの女性・リンさんの体験談です。2、3週間前に家族がバーベキューを催したので参加しました。
そこに家族の友達(ロイという名の男性)が招かれていたので、話をしました。ロイは現在61歳なのですが、彼が16歳の時に母親が亡くなり、父親が葬式でひどく動揺していたと話していました。私たちはそのことについて長々と話し込みました。
ところがそれから1週間後に、母からとんでもないことを聞かされたんです。ロイの母親が亡くなったというのです! 私はバーベキューの時に聞いた話を持ち出し、何かの間違いだろうと問いかけました。
母は「何がどうなっているのか分からない。ロイのお母さんは亡くなったばかりなのよ」と言っていました。フェイスブックを見てみたら、確かに最近亡くなったことが明らかになりました。
これは私が体験したできごとの中で最もショッキングなものです。歴史が変わり、ずいぶん前に亡くなったはずの方が長生きをしたということですから。とても、とても奇妙なできごとです。
瞬間移動によって死を免れた?
これは私の母が少女だったころのお話です。当時、母は道路の真ん中で遊んでいました。ふと目を上げたら、車が母の元に向かって突進していました。この時点で車を停めることは不可能でした。
次の瞬間、母は傷一つ負うことなく歩道に瞬間移動していました。道路の向かい側にいた友達は口をポカーンと開けて母を見ていたそうです。
人知を超えた何か
これは僕が子供だったころの話です。ある日、僕は父の運転する車に乗っていました。僕のほかに母と叔父が乗っていました。スピードを上げて地下トンネルを通り、トンネルから出ようとしたまさにその瞬間、大型トラックが急に曲がって僕たちの車の前に現れ、壁に激突しました。車を停める時間はなく、全員が悲鳴を上げました。
次の瞬間、僕たちはトラックの向こう側にいました。これはありえないことでした。なぜなら、トラックはトンネルの出口をすべてふさいでいたからです。
僕は超常現象に極めて懐疑的なのですが、これまでに「この世には人知を超えた何かがある」と思わされるような体験をいくつかしています。