

出口のないトンネル
小学校の頃の話ですが、近所に公園につながるトンネルがあって、友達とどっちが早くトンネルをぬけて公園につくか競争しようって事になり、よーいドンで走り出した。
途中で何かにつまづいてコケて立ち上がってまた走ろうとしたら出口が消えてる。壁の落書きとかは見えるのに出口の光が見えない。あわてて後ろを見ると、スタート地点の入り口の光が見えたから逆走で戻った。
…と思ったらそこはスタート地点ではく公園だった。友達はベンチに座っていた。しかも相当待ってたらしい(15分くらい)。普通に走れば数十秒で着くのに。
友達曰く、俺がこけたのは知ってるんだってさ「大丈夫?」って言おうと思ったけど一応競争中だから走り続けたんだと。
で、公園着いたけどなかなか俺が来ないもんだから数回俺の名前を呼んだけど返事がなかった…らしい。俺には名前呼ぶ声なんて聞こえなかったんだが。
もう引っ越しちゃったからそのトンネルを見る機会はないだろうけど、今でも鮮明に覚えてる。
ジャングルの中で迷子に
ジャングルの中で道に迷った兵士の話。
森の中を川が流れていて、川のほとりには野戦病院の廃墟がある。
その兵士は川に沿って歩いていくんだけど、何時間か歩くとまた野戦病院の場所にもどってしまうという繰り返しで、ジャングルからぬけだすことができない。
最後は川の中に飛び込んで流れていったらやっと逃げ出せたそうだ。
出典:時空の歪み
家に着かない
中学のとき、熱が出て(38.5度くらい)学校を早退したんだけど、歩いても歩いても道がぐにょーんと引き伸ばされたような感じで、全然家に着かなくて、いつも15分で着く道のりを結局1時間くらいかかった。
単に熱のせいなんだけろうけど妙な感覚だったな。
出典:時空の歪み
店はどこにいった?
これは米テネシー州の都市ナッシュビルに在住の女性、ボビさんの体験談です。
2016年のことです。夫から電話があり、昼食を買って職場に届けるよう頼まれました。仕事が忙しくて昼食に出かける時間がなかったのです。
夫のお気に入りの店でランチを買うよう頼まれたので、指定された場所に車を走らせたのですが、そこに建物はなく、空き地になっていました。
場所を間違えたのだろうと思い、もう少し先に行ってみたのですが、店は見つかりません。元の場所に戻ってきたら、やはりそこは空き地。
今度は反対方向にドライブしてみました。このように行ったり来たりを5回繰り返しました。
6回目に駐車場に入ったら、それまで空き地だった場所に例の店が! 一体何がどうなっているのか、教えてちょうだい。
谷中霊園
真昼間に谷中霊園を歩いていたら、いつも通ってるのに道に迷ってしまいあせりました。
どうしても同じ墓の前に出てしまうので気味が悪くなり、ふと田舎のおばあさんが言っていたことを思い出してお墓に背を向けないようにして、そのお墓から目を離さず後ずさりしながら歩いたら、何とか抜け出すことができました。
それ以来霊園には近寄らないようにしていますが、昔の人の忠告は聞いておくもんだと思いました。ときたま、あのままだったら自分はどうなっていたんだろうとゾッとします。
出典:時空の歪み Part 4