

謎のエレベーター
これはあるブラジルの男性の体験談です。
先日、背骨のレントゲン写真を撮ってもらうために病院に行きました。そこは人の出入りが多い大きな病院です。
受付の女性から9階の部屋に行くよう言われたので、エレベーターに乗り、9のボタンを押しました。
ドアが開いたので、エレベーターから出たら、そこには人っ子一人いませんでした。灯りは消されていたのですが、午後2時だったので暗いとは感じませんでした。あたりを歩き回ってみたのですが、シーンと静まり返り不気味だったので、エレベーターに戻ることにしました。
エレベーターは9階で止まったままだったので、すぐに乗れました。地階に降り、また受付係へ。事情を説明したら、受付の女性から「そんなことはあり得ない」と言われました。彼女が別のスタッフに話をつけてくれたので、その人についてまたエレベーターに向かいました。
結局さっきと同じエレベーターに乗ったのですが、今回は僕一人だけではなく、他の人たちが乗り合わせていました。9のボタンを押しました。
9階に到着、扉が開いたら、そこは人でいっぱい! 灯りはついており、人々が会話を交わしたり、病院のスタッフたちが忙しそうに歩き回ったりしていました。
合点がいかないことが二つあります。一つは、最初にエレベーターに乗った時、確かに9階に行ったということ。二番目は、たとえ間違った階に行ったのだとしても、あれだけ多忙な病院が理由もないのに一階を丸ごと使わないなどということは、あり得ないということです。
山間のホテルのエレベーター
山間のホテルで行われた、高校の宿泊研修2日目のこと
ちょっとした空き時間が出来たので、研修中ずっと邪魔だった手荷物を部屋に戻してこようと思い、ホテルの一階からひとりでエレベーターに乗り、階のボタンを押した。
私の泊まっていた部屋は5階の一室。ちなみに一部屋を5〜6人で使っている。
いつも混み合っているはずのエレベーターには、何故か私だけしか乗っていない。途中で止まることもなく、あっという間に5階へとついた。
廊下を歩き割り当てられている部屋の前につくと、不安症の私は扉に貼ってあるルームメンバー一覧でしつこく何度も自分や同室の子の名前を確認すると、扉を開けて入り口の所に手荷物を置き、再びエレベーターで一階へと戻った。
その後研修が終わり部屋に入ってみると、置いたはずの荷物がない。あれ?と思い同じ部屋のクラスメイトとに手伝ってもらい部屋中を探すが見つからなかった。
翌日の昼間、その荷物は4階の部屋で見つかった。私の泊まっていた部屋の、ちょうど真下の部屋で。
もしも過去が覗けるなら、私はこの時の様子を見てみたい。部屋番号もメンバー表もあれだけ確認したのに。
出典:不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part2白い小部屋
小学生くらいの時に、家族と喫茶店に行った。トイレを済ませた後、入ってきたドアとは違うドアがあるのを見て、そっちのドアをつい開けてみた。道具入れではなさそうだった。そこは小部屋で、真っ白くて何もない部屋だった。(1m四方もないくらい)
またドアがあり、私は気になってドアを開け、小部屋に入り、ドアをあけ、小部屋に・・・を7回くらい繰り返した後、次のドアを開けると人影が見えたのであわてて閉めて逃げた。なぜか、いけないことをしたような気がして、家族にも話さなかった。
今思えば、なぜそんな小部屋があったのか、気になってもう一度確かめたいんだけど、白くて真四角のような喫茶店というだけしか記憶にない。四国のどこかなんだけど・・・
タイムトラベルした走者
これはあるアメリカ人男性の体験談です。
俺は中学生のころ陸上部に入っていたのだが、その部の監督は中年の男性だった。名前を仮にボブとしておく。髪を編んでポニーテールにし、背中に垂らしていた。昔は髪の毛が茶色だったのだが、今では白髪。一人で、または陸上部の生徒たちと一緒に、ジョギングをすることを習慣にしていた。
ある日、ボブにそっくりの男がジョギングしているのを見た。帽子もサングラスも同じで、長いポニーテールを背中に垂らしている点も同じ。だが一つ違っているところがあった。それは髪の毛が茶色だったこと。まるで若いころの監督のようだった。
俺は小さな田舎町に住んでいるので、ボブにそっくりな人がこの町に住んでいる確率はかなり低い。なので何らかの不思議現象によって、80年代かそこらの監督を見たのではないかと思っている。
板橋のホテルにて
これは日本のゆるさんの体験談です。
ゆるです。2017年の7月のことです。
私は、綾瀬から板橋のホテルに移動して宿泊することになっていました。午前10:00に着いたのですが、チェックインは、15:00からなので、洗濯物が溜まっていたのでホテルの2Fコインランドリーを利用することにしました。
その部屋は4畳半くらいの部屋で正面の右側の入口を入ると洗濯機と乾燥機が4台あり、左側のスペースには洗濯機と乾燥機を背にして鏡の付いた洗面台がありました。
洗濯をしていると学生から携帯に電話があり、プログラムが動かないと連絡がありました。そこでiPhoneのTV電話(FaceTime)で確認しながら学生とやりとりすることにしました。パソコンを置く台がないので洗面台の縁に不安定ながら強引に置いて相手の顔を見ながら夢中でやりました。
5〜6分くらいPCの画面に集中していたのですが、顔を上げるて目の前の自分が写っている鏡に自分の真後ろの位置に外国人の白人の女が立っていました。洗濯機と自分の間は1mもありません。自分のすぐ後ろに立っています。
服装は、ベージュのワンピースに茶色のベルトで、青い目で髪毛は、長い金髪です。顔は、げっそりと頬が落ちていました。そして全く微動だにせず無表情にじっと私の顔を見つめていました。私も目をあわしましたが、相手は全く愛想もなく無表情でした。
夢中でTV電話をしていたので音もなく現れたのにホテルのルームメイクかなくらいに気にもとめてませんでした。私は、すぐにPCの画面を見てすぐに顔を上げるとその女は一瞬で消えていました。それでやっと幽霊だったのだと気付きました。
TV電話なので学生が見ていたかもしれないと思って、すぐに、「今、自分の後ろに白人の女が立っていたのを見た?」と聞くと、学生は、今は、カメラは写っているけど数秒前に30秒くらい突然、画面が真っ暗になったので見てないと言いました。私は、車を運転中によく幽霊や妖怪らしきものを時々見るのでドライブレコーダーをつけたのですが、それ以降なぜか全く見ないです。しかしドライブレコーダーの付いてない車ではなぜか見てしまう。幽霊って実は恥ずかしがり屋なのかもしれませんね。