これはある日本の男性の体験談です。

親に叱られて家から飛び出した少年が見つけた店は……

俺が5〜6歳のころかな? 俺はいたずら好きな悪ガキで、よく親に怒られていたんだけど、怒られたらすぐに泣きながら 「こんな家出てってやるー」って言って家出して、夕御飯には帰ってきてたのね。

んで、ある日こっぴどく怒られて、もう家になんか帰るかと思った俺は夜遅くまで、いろんなところをうろうろしてたんだ。 その日は月がとっても大きくて、そしてとても真っ赤な色をしていた。

んで、寂しくなってきたし、お腹もすいたからそろそろ帰ろうかなって思って、 家のほうに向かって歩いてたんだけど、その途中にいつも更地だった場所に店があったんだ。その店は、レンガ作りのような感じで、中がとても明るくて、緑と赤の看板が出ていた。でも、お店の中にはだーれもいなかった。なんだか怖くなって大急ぎで帰ったんだ。

んで、家に帰って家族に「あの更地にお店があったんだ!」って話しても、 何いってるんだ?お前みたいな反応しか返ってこなかった。

んで、次の日その更地にいってみたんだけど、やっぱりお店は無かった。

その後、親父の転勤で他の土地に引っ越した。 引っ越して十数年経ってから、仕事の都合で昔我が家があった場所の近くまで行くことがあったんだ。

仕事もそこそこに切り上げて、この辺もなつかしいぁっと思いながら歩いていた時に、小腹が空いたので、セブンイレブンに寄ったんだ。昔はコンビニなんてなかったなぁとか思いながら、肉まん食べているとハッ!と思い出した。 そのセブンイレブンが出来た場所は例のお店を見た更地で、俺が見たあのお店はこのセブンイレブンだったんだってね。

あのときの俺はタイムスリップでもしていたんだろうか・・・?

出典:子供の頃の変な記憶 その6

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