
Biltmore Garden Statue, Asheville North Carolina" by @CarShowShooter is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

これは米・ノースカロライナ州にあるビルトモア・ハウスで起きたできごとです。ビルトモア・ハウスは鉄道王コーネリアス・ヴァンダービルトの孫だった、ジョージ・ワシントン・ヴァンダービルト2世が建てた邸宅で、アメリカ合衆国において最も巨大な個人邸宅として知られています。部屋数は250に及び、地所は馬に乗って一回りするのに1週間はかかる広さでした。この館の最初のお披露目パーティーは1895年のクリスマスイブに盛大に行われました。
アメリカで最も巨大な個人邸宅を訪れた女性が体験した不思議なできごととは……?
私はビルトモア・ハウスの室内プールでタイムスリップを体験しました。今日に至るまでこのできごとは気にかかっています。それ以来、他の人々の似たような体験談に目を通しましたが、このできごとは幽霊とか心霊現象の類にはまったく関係がないと思っています。
最初にこの邸宅を訪れた時、私は17歳でした。プール室に足を運ぶ中、得も言われぬ不安に襲われたことを覚えています。その時私は祖父母と一緒で、周りには多くの人がいたので、何事もないかのようにふるまっていました。プール室は地下にあるので、閉所恐怖症のせいだと思うことにしたんです。
プール室に足を踏み入れた時、すべてが変わりました。水を抜いてあるはずのプールは満々と水をたたえており、水着を着た人たちが泳ぎ回っていたんです。視覚、触覚、臭覚、聴覚でその光景を実感しました。全員が昔風の水着を身に着けていました。私と同じ時代を共有する人は一人残らず消え失せていました。
この体験に圧倒された私は後ろに向かって倒れてしまいました。幸い祖父が受け止めてくれたので、床に倒れずにすみました。目を開けた時、私は現代に戻っていたのですが、まるで本当に気絶したかのようにひどい気分でした。
「この部屋から出ていかなくてはならない」と感じたので、祖父にそう告げました。祖父に支えられながら部屋を出ていく間、私は目をしっかり閉じていました。
その時に感じた嫌な気持ちと、プールで多数の人が泳ぐ鮮明な光景は、ずっと消えないで残っています。あれは絶対にタイムスリップでした。
今回の話はいかがでしたか? ちなみに、この邸宅では他にも多数の不可解な現象が報告されているそうです。
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