

不思議な家
夜にブラブラしてたら不思議な家発見。
坂に立ち並ぶひな壇のような住宅街のなかにその庭の風景がひとつだけ独特の存在感を放っていた。
一階の広いテラスからオレンジ色の暗い電灯がついた、これまた広いリビングがみえる。家具はこちらがわにむかっておかれた二人がけのソファとカーテンのみ。
しばらく見入っていたが全く人の気配がない。これを遠くから眺めていたので、位置関係を頭にいれ、その家を目の前でみるため坂の住宅街へはいった。しかしいくら探してもそれらしき家がみつからない。
別の夜にもう一度でかけたが、今度はその庭の風景さえみつからなかった。
出典:夜の散歩 五歩目
友達が教えてくれた映画
これはあるアメリカ人女性の体験談です。
先日、友達が『プリデスティネーション』という、イーサン・ホーク主演の映画を教えてくれました。この映画についていろいろなことを話してくれました。そこで私はこの作品を鑑賞し、感想を伝えるために友達のところに行きました。
ところが友達はこの映画について私に話をした覚えはないと言ったのです! この作品が存在することすら知らず、私から聞いて初めて知ったと!
それで友達と少し口論をする羽目になりました。というのも、彼がこの映画の話をしたことに絶対的な確信を抱いているからです。
消えたテニスボール
庭でテニスボールを投げて犬に取ってこさせ遊んでた。
犬はいつもすぐに口にくわえて戻ってくるのにその時はずっとボールを探しててなかなか戻ってこない。俺も一緒に探したけど見つからなかった。
投げた先は壁で回りは手入れしてないので雑草ボーボー。ボールが隠れるような場所は勿論無い。
隣の家に入ったかと思ったけど確かに壁に当たって跳ね返ったのを見た。犬の鼻をもってしても見つけられなかった……
母の寝言
これはアメリカの男性、ジョニーさんの体験談です。
一週間ほど前のこと、仕事が休みになったので、自宅で母と一緒にテレビを見ていた。
そのころ母が買ってきたスイカがあったので食べてみたら、今まで食べたスイカの中で最もまずいと言えるほどドまずかった! そこで「おいしいスイカの選び方」に関する動画を見ることにした。
いつものことなのだが、母はテレビを見ている間に眠りに落ちてしまった。僕は携帯でゲームを始めたのだが、そうこうしている間に別の動画が自動的に始まった。それはアボカドの種を発芽させる方法を説明した動画だった。
その動画が始まってから45分ほど経った時、母が寝言をつぶやき始めた。ボソボソつぶやいた後、急にハッキリした口調で「頂端分裂組織(茎や根など器官の先端に存在する分裂組織)は死んだと思っていた」と言った。
母は植物や園芸に関する知識がゼロなので、そんな発言をするのは奇妙なことだった。母が寝言を言った直後に、動画に出演していた男性がこう言った。「頂端分裂組織が死ぬと思ったので、一瞬不安になりました」と!
ビビった僕は母を起こしたのだが、母はこのことを全然覚えていなかったし、頂端分裂組織が何なのかもまったく知らなかった。
同じ日を二度繰り返した
小学生ん時のある日曜日の夜にベッドに座りながら元気が出るTVを見てた。んで、普通に見てて瞬きしたら朝になってた。「朝?オレ座ったまま寝たの?なんかすげぇ!」なんて思いつつ登校した。したら一日中眠くてたまらなかった。
なんとか耐えて帰宅して、すぐに寝た。目が覚めると、ベッドに座って元テレ見てた。眠気は無くなってて、眠れずに次の日普通に登校。んで、仲の良い奴に「今日も寝不足?」って言われて、なぜか急に怖くなり大泣きした。
今もそいつとは仲が良くてたまに、あの二日間の話をする。そいつ曰く「間違いなく同じ日を二日過ごした。オレ達以外気付いてないだけだ。」ってさ。再放送でも、ビデオでもない元テレを二日連続で見た人居ない?