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これはタイムスリップの実例として比較的有名な話です。
41年の時を経て男たちが語ったできごととは……？
1971年の初秋。場所はアメリカ・オクラホマ州の都市・ポンカ。
白のトラックが牧場にやってきた。家畜飼料の販売会社で働くカール、マーク、ゴードンの三人は、餌箱を引き取るために、この遠隔地にやってきたのだ。三人がここで体験したことは41年の間、秘密にされていた。
カールはこう語っている。
「牧場は有刺鉄線で仕切られていた。錠のない門を開けて地所に入った。そこにはトラックのボンネットよりも高い雑草が生い茂っていた。」
三人はトラックで雑草を通り抜けて進んでいき、餌箱の近くに停車した。餌箱は赤い納屋のすぐそばに置かれていた。
「箱には餌が半分近く入っていたので、重すぎて運べなかったんだ。それで箱はそのままにして、トラックに乗り、赤い納屋の周りを回って門に向かった。その時、俺たちは見たんだ。小高い丘に二階建ての白いお屋敷が建っているのをね。家には灯りがついていなかった。」
"Oaklawn" by Thomas James Caldwell is licensed under CC BY-SA 2.0
三人は家畜飼料の会社に戻り、上司に事の次第を報告した。上司は「箱の中身を空けておくので、明日また引き取りにいってくれ」と告げた。
「翌日の夜、餌箱を回収するために同じ場所に向かった。今回は丘に建つ古いお屋敷のそばを通り抜けて帰ることにしていた。三人ともショットガンを携帯していた。」
彼らは前日と同じ道をたどって納屋に向かい、餌箱をトラックに積み込んだ。そしてトラックに乗り、納屋の周りを進んでいったのだが、その時、三人が目にした光景は彼らの記憶に焼き付くこととなった。
「お屋敷はもはやそこになかったんだ。徒歩で丘を登り、家が建っていた場所に行ってみたのだが、取り壊された気配は皆無。基礎工事の跡もなかった。前日の夜に俺たちが目撃したものは消滅していた。長年にわたり、何度もこのできごとについて話し合ったのだが、あの日に見た光景を誰も説明することができない。」
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