Photos by Martin Walls and Darek Krzeminski

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

旅先で伯父に電話したら、伯父以外の誰かが出て……

このできごとは2015年の12月に起きました。なぜこの時期をはっきり覚えているのかというと、当時、伯父といとこが休暇で私たちの家に滞在していたからです。

そんな中、みんなでアトランティックシティ(米ニュージャージー州に位置する東海岸最大規模のカジノがある観光都市)にドライブ旅行をすることにしました。ところが、母はそこで重症のアルコール中毒にかかってしまったのです。

私たちは大急ぎで母を病院につれていき、母はそこで一夜を過ごすことになりました。伯父は私といとこを病院に残したまま、一人で宿泊ホテルに戻ってしまいました。当時、私は21歳でお金があまりなかったし、いとこは17歳だったので、ホテルに泊まることはできず、伯父に電話しても出なかったので、私の車の中で睡眠をとるしかありませんでした。

翌朝、また伯父に電話を入れました。3人で朝食をとろうと思ったのです。やっとのことで伯父が電話に出ました……というか、私はそう思いました。確かに誰かが電話に出たのですが、ザーザーという雑音が聞こえるばかり。「ハロー、ハロー……」と何度も繰り返していたら、突然、男性の声が聞こえてきました。

「ハロー! 出口が見つからないんです。誰かいませんか? あたりに煙が立ち込めているので何も見えません!」と……。

その後、ザーザーという雑音と、電波が妨害されたような音が聞こえました。「伯父はどこですか?」と尋ねたのですが、電話の相手は同じことを繰り返すだけでした。繰り返すといっても、声の調子は毎回微妙に異なっていて、録音を繰り返し再生しているようには聞こえませんでした。また、伯父の電話番号は私の電話に登録されていたので、番号の押し間違いだったということはありません。

その時、電話のスピーカーをオンにしていたので、いとこは一部始終を耳にしました。混乱し、怖がっているように見えたので、電話を切り、あと少ししてからもう一度電話することにしました。

それからおよそ1時間後にまた電話したら、今度こそ伯父が出ました。事の次第を説明したら、私たちから電話を一度も受けていないこと、そして電話のスイッチを一晩中入れていたことを知らされました。伯父は私たちを置き去りにしたことを謝罪し、3人で昼食をとることになりました。

レストランで伯父と合流した後、電話がつながるかどうかを確かめるため、伯父に電話してみました。そうしたら……前日と同じことがまたしても起きました! ザーザーという雑音の後、「ハロー! ハロー! 出口が見つからないんです。誰かいませんか? 云々」。伯父もその不気味な声を聴き、電話を取り出したのですが、着信記録はありませんでした。

今日に至るまで、あの日、何が起きたのか、答えを見つけられないでいます。それ以来、このできごとは二度と起きていません。

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・並行世界に閉じ込められたのかな?怖いと思うけど、可哀想でもあるな。(2021年3月22日)

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