Photo by Julie Perron

これはアメリカに在住の男性・ザックさんの体験談です。

二人の大学生が人けのない森でキャンプを楽しんでいたら、どこからともなく見知らぬ男が現れ……

僕はキャンプが大好きです。秋になると、少なくとも1か月に1回はキャンプに出かけます。家の近くにとても大きなアメリカスギの森があるのですが、その中にある人けのない場所でキャンプをするのを楽しみにしています。

僕は大学生なのですが、キャンパスから離れるとリラックスした気分になるのです。彼女と一緒に行くことが多いです。彼女の名前はアビーということにしておきましょう。

というわけで、ある日、僕とアビーは早朝に起床し、ハイキングをして森に向かい、11時ごろにキャンプ場に到着しました。僕の知る限り、この場所を知っているのは彼女と僕だけ。そこで三泊する予定でした。天気は最高で、すべては順調でした。

そのできごとは三日目に起きました。もう一泊する予定だったので、キャンプ場の近くにあるハイキングコースを歩くことにしました。

キャンプ場に戻ってきたころには、とても疲れていたので、寝転がって残りの時間を過ごすことにしました。というわけで夕食をとっていたら、ハゲ頭の中年男性がどこからともなく現れました。文字通り「どこからともなく」現れたのです!

初めのうちは警戒したのですが、単なるハイカーのように見え、悪い人のようには見えなかったので、徐々に警戒心は解けていきました。彼が飲み水を所望したので、ペットボトルを手渡しました。

謎の男性は腰を下ろし、水をちびちび飲みながら、こう言いました。「ザック、大学のプロジェクトはうまくいっているかい?」と。僕はショックで食べ物を喉に詰まらせ、なぜ名前を知っているのか尋ねました。当時、僕は理論物理学の博士号をとるために、研究プロジェクトに取り組んでいたのです。

彼は笑ってこう言いました。「ショックを受けているのなら、プロジェクトを始めてから間もないということだ。でも10月になったら完成に近づくだろう。」

僕は面食らって「え?」としか返事できませんでした。彼は笑って水をすすりました。ここから状況はさらにおかしくなっていきます。男性はペットボトルを地面に置き、僕にアドバイスをしたいと言い出しました。

「アドバイスって何の?」

「将来の勉強についてだよ。」

「じゃあ聞かせて。」その時、僕は好奇心に駆られ、彼が何を言おうとしているのかを知りたかったのです。

「成功したら……というか君は確かに成功するだろう。」とても緊張した風情で彼は話を続けました。「彼女を関わらせるな!」 そう言って彼はアビーを指さしました。

「関わらせるなって、何に???」

彼は質問に答えることなく、立ち上がってペットボトルを手に取りました。立ち去る前に、彼はこう言い残しました。「何をするにしても、念には念を入れろ」と。

翌朝、僕たちはキャンプをたたみ、早めに帰宅の途につきました。自分のアパートに着いたら、彼が持ち去ったペットボトルが玄関のドアの前に置いてありました。これは一体……?

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