Photo by Hannah W.

これは米イリノイ州に在住の女性、コニー・リチャードさんの体験談です。

米イリノイ州の道をドライブしていた女性が見た光景とは……?

22年前のことです。まばゆい日光が降り注ぐ夏のある日、私はボーイフレンドの運転する車に乗って、彼の家がある街、アンティオークに向かっていました。当時、彼は隣町に住んでいたんです。

そこは私にとって初めて通る道だったので、自分がどこにいるのか皆目見当がつきませんでした。ある時点で会話が途切れ、聞こえてくるのはラジオ放送と車の走行音だけになりました。トラックの窓から吹き込んでくる風が心地よく感じられました。そんな中、ある家が私の視界に入ってきました。

右手に二階建ての白い農家が建っていたんです。家の東側には私道があり、その反対側には池がありました。池の向こうには納屋がありました。

池のほとりにはガマ(湿地に生えるガマ属の多年草、右下の画像参照)が生えていました。そのガマは砂利採取場のところで終わっていました。黒と赤のクローラークレーン(移動式クレーン。一名キャタピラ)が砂利の上に停められており、長いブーム(クレーン・シャベルカーの腕)が空中高く伸びていました。


(左)砂利採取場とクローラークレーン (右)ガマ:Photo by Irum Shahid

それらの光景は視野の端っこで見たのです。というのも、私の視線はクレーンのシャベルに釘付けだったからです。シャベルが池の中に落とされ、大きな水しぶきが上がったのです。前述のようにこの道を通るのは初めてだったのですが、にもかかわらず私は彼にこう話しかけました。「この道に砂利採取場があるなんて知らなかったわ」と。

ボーフレンドはニッコリと微笑み、「昔はあったよ。何年も前のことだ」と応えました。

クレーンのシャベルが池の中に落とされたと言ったら、彼は「えっ? あのクレーンはもう何年も動かされていないよ」と言いました。私は混乱したのですが、元来た道を引き返すよう彼に頼むことはありませんでした。というのも、話がかみ合わないので、何とかつじつまを合わせようとしていたからです。

彼の家で数時間を過ごした後、私たちは帰途につきました。例の白い農家に近づいてきた時、ボーイフレンドがそう教えてくれました。きれいに刈られた芝生が池を取り囲んでおり、ガマも、砂利採取場も、クレーン車も見当たりませんでした。クレーンは家の裏……家から10メートルほど離れたところにあり、有刺鉄線に並行して放置されていました。クレーンには今や車輪がなく、赤と黒の塗装がはがれた部分は錆びで覆われていました。ブームは取り外され、地面に置かれていました。背の高い雑草がクレーンを取り囲んでいました。シャベルはありませんでした。ボーイフレンドの言ったとおり、クレーンは何年も動かされていなかったのです。

私は少しの間、過去にタイムスリップしたのだと思います。とても気持ちのいい日だったので、数秒間だけ、何年も前に起こった日常的なできごとを見る機会を得たのだと思います。あの時、引き返すようボーイフレンドに頼めばよかった、と悔やんでいます。戻っていたら家の所有者と話をすることができたかもしれません。このできごとはいまだに私の脳裏から離れることがありません。

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