
"Fantasy Photoshop Tutorial" by Andrei Oprinca is licensed under CC BY-NC-ND 2.0

洗濯機の中の野沢菜漬け
絶対にあるはずがないと思うようなものが家の中にあったことがある。洗濯を終えてなにもないはずの洗濯機の中に、数時間後、野沢菜漬けの袋が出現していた。うちの近所には売ってないものだし、土産にもらった記憶もなく、何故それが洗濯機に入っていたか未だに謎だ‥。これも異次元空間通ってきたんだろうか?
俺はそこら中にいる
これはあるアメリカ人男性の体験談です。
僕はタイムポータルや異世界といったことに興味を持っている。ある日、自分の通う大学で奇妙な男に出会った。大学にはいくつか塔が建てられているのだが、そのうちの一つはタイムポータルだと言われている。この塔はとても人気があり、大学に通わない人でさえ訪れるほどだ。
ある日、管理人が許可してくれたので、この塔に入ることができた。そこはとても不気味なところだった。偽の血のりが塗りつけられた頭のない人形や、ナイフが床に転がっていた。塔を見学後、出口に向かったのだが、奇妙な男に出会ったのはそんな時だった。この男は僕にこう言ったのだ。「俺はタイムポータルの存在を信じていないが、この塔にいた時、森に足を踏み込んだことがある」と! 僕は返事をせず、心の中でこう思った。「タイムポータルは信じないけど、塔の中で森に入ったことがあるだって?」 奇妙キテレツ!!!
それ以来、この男をそこら中で目にするようになった。18年の間よく足を運んでいる食料品店で見かけたことはその一例だ。彼に出会ってから一週間後に突然姿を現したのだ。それまでこの店で見かけたことは一切なかったのに。また、車を運転している最中に通りを歩く姿を目にしたこともある。
中でも不気味な体験は、州境の近くにある中央分離帯に彼が腰を下ろしている姿を見た時だった。それから30分後、オフィス家具店で彼に出くわした。僕は混乱し、どうやって中央分離帯からこの店まで来たのかを質問した。彼の答えはあまりにも薄気味悪かったので、買い物をすることなく店から外に走り出た。彼はこう言ったのだ。「俺はそこら中にいる。デター!」
これは作り話などではない。この男は塔にあるタイムポータルからやってきたのだろうか? その可能性はあると思う。
予知夢
これも時空の歪みかな? 夢でいつものように美術の授業を受けているのを見た。ただの夢だと思ったんだが、数ヶ月後に現実になり会話の内容までも酷似していた。
最初はただの偶然かと思ったが、数週間後にまた同じ現象が起きて、やはり会話の内容まで一緒で一瞬だけ空間が異質に感じた。自分だけ同じ時間を繰り返してるようで頭が痛くなった。そしたら周りの音がフッと消え、話している相手の声しか聞こえなかった。
未来の自分を見た
これはアメリカ人女性の体験談です。
小学三年生の時、友達と「大きくなったら何になりたい?」という話をしていた。
私の番になった時、少しの間その場から自分が消え去ったようなビジョンを見た。友達はもはやそこにおらず、大人に成長した私が事務所の中に立っていた。その事務所にはパソコンがたくさんあった。私は微笑みを浮かべ、かなり満足しているように見えた。
そんな中、誰かが私を揺り動かしながら「ねえ! 起きて!」と話しかけていることに気づいた。目を開けたら、みんなが私を変な表情で見つめていた。私は思わず「事務所で働くことになる!」と口走った。当時、私はパソコンがどんなものか知らなかった。パソコンはあったにはあったが、今時のパソコンのように発達したものではなかったのだ。
それから約30年が経ち、ビジョンで見たような事務所で働いている自分がいる。パソコンの顧客サービスを担当しているのだ。私の外見はビジョンの中で見た姿とあまり変わりない。
少しの間、未来にタイムトラベルし、大人の自分を見たというのは奇妙な体験だと思う。
過去から来た人
大学の工事中の建物の中で、その人はパソコンいじってる俺を見たと言い張った。だけれど、もちろん工事中であるので学生が入れるわけがないし、俺も入ったことがなかった。そもそもコンピュータルームができるなんて知らなかったんだけれど。その話聞いたときは、見てはいけない物を見たんだ、忘れた方がいい、などと助言をしておいた。
それから約一年後、完成した校舎のコンピュータルームで俺がパソコンをいじっていると、見慣れた人が廊下を歩いているのを発見した。(壁はガラス張りになっているから透けている。)その人は一年ほど前よく着ていた服を着ていて、物珍しそうに辺りをキョロキョロ見回していたから、様子を見に行ったら忽然と姿が消えていた。
これがタイムトラベルを起こしたと言い張る根拠にはなるのは難しそうだけれども、俺はそのとき直感で、さっき見た人は過去から来た人、という風に解釈した。という話。