これはあるアメリカ人男性の体験談です。

夜間に裏道路をドライブしていた男性がいつの間にか異世界に入ってしまった! 彼の恐怖体験とは……?

これは僕が19歳だった時に体験したできごとです。ある日、車を運転して友達の家に遊びにいき、日が暮れてから帰宅の途につきました。友達は田舎に住んでいたので、裏道路を通って帰ることに。僕は夜間のドライブが苦手なので、当然のように途中で道に迷ってしまいました。携帯で現在位置を確かめようとしたが、圏外状態。

進行方向を間違えているような気がしたので、車から出てあたりを見回してみることに。当時は5月だったのに、外に出たら非常に寒かった! その週の天気はずっと穏やかで、最悪の場合でもひんやりする程度だったのに……。

車から出たとたん、すべてがおかしくなってしまったことに気づきました。異常に寒かっただけでなく、丘の下の林が消え失せていました。車から出た時は確かに林だったのに、今やそこには4軒の家が立ち並んでいました。

それらの家は、このあたりで見かける家とはまったく異なるものでした。屋根がドーム型で、その真ん中に明り取り用の天窓が取り付けられていました。玄関の扉は細長。イグルー(カナダのイヌイット族が住居としていた、氷のブロックを重ねて作ったドーム状の家)に似ていなくもなかった。パニックに陥り父に電話を入れたが通じず。そうだ! 表示圏外だった!

そんな中、下の方から声が聞こえてきたので見下ろしたら、一軒の住居の前庭が投光照明で照らされていました。庭には男がおり、飼い犬も一緒でした。

その男は今まで聞いたことのない言葉で犬に語りかけていました。僕は言語学者ではないし、言葉もハッキリ聞き取れなかったのですが、1つ確かだったことは、エイリアンが話すような言葉だったということ! 母音を引き延ばしたような発音が多く……うまく表現できないのですが……鳥のさえずりのような発音も含まれていました。

僕は唖然とし、マジびびった!

「丘から身を投げて頭を打とうか」という考えがふと浮かびました。そうすれば車の中で目覚めるかもしれないと思ったんです。でも僕は完全に目が覚めていました。凍えそうに寒く、ひどくうろたえていました。急いで車に戻り、数分ほどドライブしたら、対向車が走ってきました。

それは見たこともないようなデザインの車。対向車の運転手も、僕の車が超変わっていることに気づいたに違いない。というのも、車をもっとよく見たくて本能的に速度を落としたら、対向車ものろのろ運転になったから。

これで僕は限界に達しました。対向車が通り過ぎてから数秒後、路肩に車を停め、何度も深呼吸。車のエンジンを切り、長いこと車内でじっとしていたのですが、勇気を振り絞ってもう一度車外に出ました。

今回は寒さがかなり和らぎ、周辺の景色は見覚えのあるものに変わっていました。よかった! ここから20分ほど車を走らせれば自宅に着くだろう。念のため道を歩いていき、角を曲がり、小さな丘に上ったら、見覚えのある看板が遠くに見えたので、自分の世界に戻れたことを確信しました。

でも車に戻ったら異世界に逆戻りしてしまうのではないだろうか? そんな恐怖に襲われたので、車には乗らないことにしました。ただ、懐中電灯を車のコンパートメント(物入れ)から取り出そうと思い、丘を下り、角を曲がったら……車はありませんでした!

そういえば、車から出てドアを閉めて以来、一度も後ろを振り返らなかった。駐車した場所を勘違いしているのかもしれないと思い、さらに歩を進めたのですが、やはり車は見当たらず。こうなったら迎えにきてもらうしかないので携帯を取り出したのですが、夜もすっかり更けていたので両親は眠りについているに決まってる。友達に電話するしかないな。

迎えにきてくれた友人には、車をなくした理由について適当に言い訳をしておきました。彼は僕の愚かさを笑い、翌日車を探そうと言ってくれました。

翌日、父と友人とともに、1日の大半をかけて車をあちこち探し回ったのですが、見つかることはありませんでした。父はとうとうサジを投げ、盗まれたということで警察に通報しました。

今日に至るまで車は見つかっていません。異次元……並行世界……呼び名はいろいろあるのでしょうが、とにかく愛車はそういうところに置きざりにされたのだろう。そう固く信じています。


ちなみにこの男性はそれ以来、車に乗れなくなったそうです。相当のトラウマだったのでしょうね。しかし、その問題を除けば、仕事も結婚もうまくいっており、新居に引っ越し、子供を作る予定とのことで、順風満帆な人生を送っているそうです。

さて、ユーチューブのチャンネル DAYTONA INTERNATIONAL に『【都市伝説】池袋周辺に心霊異世界・パラレルワールドが。その異世界から抜け出す方法!!!』と題された動画がアップされました。知らず知らずのうちに異世界に迷い込んでしまったという意味で、上の話と共通点があるように思いますので、紹介させていただきます。

とっても不思議なカラー診断(無料)と
気になる不思議グッズがいっぱい!! いますぐクリック!

コメントをどうぞ

お名前

メール(省略可)

あなたのサイト(省略可)

コメント

Powered by CGI RESCUE®

時間にまつわる不思議体験をしたことがありますか? お話を聞かせてください!