

これはイギリスの男性リーさんの体験談です。
心地よい夏の夕方に田舎道を歩いていたイギリスの青年が奇妙な人々に遭遇!
これは1988年か1989年に起きたできごとです。当時、僕は18歳か19歳でした。
そのころ僕は両親の家に住んでいて、近くに住む女の子とつきあっていました。その子の家は自宅からおよそ3q離れたところにありました。その家に通じる道は2つ。1つは田舎道、もう1つは幹線道路でした。その日は心地よい夏の夕方だったので、彼女に会うために田舎道の方を歩いていくことにしました。
午後7時ごろ、農家のそばを通り過ぎ、鉄道の上に架けられた橋に向かって歩を進めていたところ、1人の男性が僕に向かって歩いてくることに気づきました。その人は男性用のニッカーズをはき、平たい帽子をかぶり、古めかしい木製の一輪車を押していました(下の画像参照)。彼が近くまで来た時、僕たちはお互いに当惑した面持ちで相手を見つめました。当時、僕は長髪だったので、変な目で見られることに慣れていたのですが、僕にしてみれば、その男性のいでたちには違和感がありました。でも、多分農家の人だろうと推測し、歩いていきました。

そこから状況はさらに奇妙になっていきました。今度は2人の女性が歩いてきたのですが、2人はビクトリア時代後期、もしくはエドワード時代初期のドレスを着ており、頭にはつばの広い帽子をかぶっていました。今回も僕たちは、一言も発することなく、頭のてっぺんからつま先まで相手をじろじろ見ながら通り過ぎました。
その人たちの外見があまりにも変だったので、数歩ほど歩いてから、もう一度見ようと背後を振り返ったのですが、彼女たちはもはやそこにいませんでした。
振り返るまでにそれほど時間がかからなかったので、走って農家(最寄りの家)にたどり着くことは絶対に不可能でした。
このできごとによって気を取り乱した僕は、大急ぎで彼女の家に向かい、事の次第を語り聞かせたのですが、少しからかわれる羽目になりました。
というわけで、何が起きたのでしょうか?
歴史上のできごとを再現することを趣味にしている人たちがいますが、僕が住んでいた場所は、そういう人たちが集まるところではありませんでした。分別のある説明は一つしかありません。その人たちが仮装パーティーに向かうところだった、ということです。たとえそうだったとしても、姿が消えたことを説明できません。突っ走って物陰に隠れたのならともかく、あんなにも素早く姿を消すことはおよそ不可能だったのです……。
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