これはポルトガルの男性、ウンベルトさんの体験談です。

ポルトガルの村に住んでいた男性が用事で近くの街を訪れたら、突然霧が彼を取り囲んで……

僕の亡き祖父は人生のほとんどをポルトガルの村で過ごしました。ロウリーニャンという町を取り囲む丘にマタスという名の村があります。祖父はその村に住んでいたのです。ちなみに、ロウリーニャンは今日では恐竜の化石が発見されたところとして有名です。


"Dino Parque da Lourinha - Portugal (52693734320)" by Vitor Oliveira from Torres Vedras, PORTUGAL is licensed under CC BY-SA 2.0.

ある日、祖父は用事があって街に出かけました。当時は道路が整備されておらず、徒歩が唯一の移動手段でした。時間はかかりましたが、何とかロウリーニャンに到着し、そこで用事を片づけました。祖父は生まれてからずっとこの辺りに住んでいたので、街のことは知り尽くしていました。

ところが、そんな祖父を混乱させるできごとが突然起こりました。どこからともなく霧が現れ、祖父を取り囲んだというのです。それから霧は現れた時と同じくらい素早く晴れました。ところが……霧が晴れた時、祖父はもはや自分がどこにいるのかを認識できませんでした。その時自分が立っていた通りにまったく見覚えがなかったのです。

そして祖父は奇妙なことを言いました。今日に至るまで僕はその意味を理解できていません。「店のショーウィンドーは驚くべきもので満たされていた。説明することができないほど美しいものだった」と語ったのです。祖父はそれらの商品が具体的に何だったのかを決して明かしませんでした。宝石だったのでしょうか? それとも金? 畏怖の念を抱かせるほど美しいものとは一体何だったのでしょう……?

それから、祖父は通りを渡っている女性に近づき、マタスの方角を知っているか尋ねました。女性は「よく知っていますよ」と応え、ある方向を指さしました。祖父は女性に感謝の意を表し、指さされた方向に歩いていきました。しばらくしてから周囲を見回すと、いつの間にかなじみ深いロウリーニャンに戻っていたといいます。

その後、祖父は何度もロウリーニャンを訪れましたが、あの奇妙な通りや「素晴らしいもの」が並ぶショーウィンドーを見つけることは二度とありませんでした。

祖父は数年前に亡くなったので、このできごとの詳細を知ることはもはや不可能だと思います。しかし、いまだに母はこの話を繰り返し語っています。そのたびに僕は、初めて聞いた時と同じような不思議な気持ちに包まれながら、話に耳を傾けています。

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