西部開拓時代にタイムスリップ

米人男性が独りで山をハイキングしていたら、幌馬車隊とネイティブアメリカンが走ってきて……

これはアメリカ人の男性、アートさんの体験談です。

ネバダ州北部の山でハイキングをしていたとき、好奇心に駆られ、西部開拓時代に幌馬車隊が通った馬車道をたどることにしました。しばらく歩いていると、銃声とネイティブアメリカン(アメリカ先住民)の叫び声が聞こえてきました。僕の方に向かっているのは明らかだったので、馬車道から外れました。

やがて幌馬車隊がものすごいスピードで走ってきて、馬に乗ったネイティブアメリカンたちが後に続きました。彼らは互いに銃を撃ち合っていました。映画の撮影をしているのだと思いました。

幌馬車、カウボーイ、ネイティブアメリカンの集団が猛スピードで通り過ぎていったとき、馬に乗ったネイティブアメリカンの一人が立ち止まり、僕をじっと見つめました。僕がどういう人物かを判断しようとしているようでした。

彼が片手を挙げて「ハオ」とあいさつしたので、僕も同じようにあいさつしました。彼は向きを変えて幌馬車隊の後を追っていき、やがて見えなくなりました。後に続いたのですが、目の前にはもはや何もなく、辺りはシンと静まり返っていました。

当時、先住民と植民者の間の戦いが激しい感情を伴ったので、当時の状況が時間に囚われたのだろうと思いました。僕はいつも一人で山に行き、よくこのような経験をします。僕はただ観察しているだけなのですが、遠くにいる僕の姿を認め、手を振ってくれる人もいます。