落ちてきた金づち
ある日、ジム・メドーズという名前の男性がイギリス・リバプール市の通りを歩いていました。彼は特別な種類の金づちを探していたのです。その金づちは仕事で必要なものでした。
しかし、目的の品物はぜんぜん見つかりません。どの店にも置いてなかったのです。ジムさんはイライラしていました。
「まだ行っていない店はあるだろうか?」 そんなことを考えながら、足の向くまま、気の向くまま、店と店の間にある路地に足を踏み込みました。
突然、何かが落ちてきて、すぐ目の前の地面に衝突! 上を見上げたら、一つの窓が開いているのが見て取れました。きっとそこから落ちてきたに違いありません。でも、人の姿は見当たりませんでした。それを落とした人は、危うく大事故を起こすところだったので、恐れをなして頭を引っ込めたに違いありません。
ジムさんは落下物を拾い上げました。それは正に探していた金づちでした。彼はためらうことなく、それを持ってその場を立ち去りました。
偶然の状況が重なって問題が解決したのです。もしも彼が何気なくその路地に足を踏み込まなかったら、ちょうどいい時にちょうどいい場所に居合わせることはできなかったでしょう。
落ちてきた焼き鳥
昔、就職して1年目の事なんだけど、証券会社に勤務してた。証券業界では、入社して1ヶ月で証券外務員2種試験(基本的な営業をする為の免許)をとる必要があって、半年でその上級の、ハイリスクハイリターンの商品も売れる試験を通る必要があったり、その間に、試験の2週間前予告で簿記3級を合格しないと試用期間で首にするとか言われたり、かなり詰め込みで勉強をさせられて、睡眠時間が1日3時間って言う日が1ヶ月続いた。
そんなある日、横浜の鶴見にあった独身寮に帰る最中の出来事。一人でフラフラになって歩きながら
「眠い・・・・マジで眠い・・・・もう寝たい。のんびり野球を見ながら冷たいビールと焼き鳥を楽しみたいよぉ・・・・」
ってボソッと呟いたら、いきなりマジで目の前に焼き鳥の串が落ちてきた。しかも食いさしらしくて肉とねぎが少しづつしかついてない。周りを見渡しても、線路伝いを歩いてたのでそんなものを投げてくる建物も人もいない。そもそもそんな大きな声で呟いていないし。。。。
あれはいったい何だったのかいまだに謎だ。
出典:【異次元?】時空の歪みpart3【神隠し】
落ちてきた赤ちゃん
1937年、アメリカ・ミシガン州のデトロイト市でのことです。街路清掃人であるジョセフ・フィグロックという名前の男性が路地を掃除していました。その時、ビルの4階の窓から赤ちゃんが落下、フィグロック氏にめがけて落ちてきました。赤ちゃんは彼の頭と肩に衝突しました。二人とも怪我を負いましたが、命に別条はありませんでした。
話はそこで終わりません。それから1年後、フィグロック氏が別の路地を掃除していた時、デイヴィッド・トーマスという名の2歳の男の子がビルの4階の窓から落ち、フィグロック氏に衝突しました。今回も二人は命をとりとめました。
入れ歯をなくした男
1994年の秋のこと。当時60歳だったオランダの男性コー・ストゥープさんは北海で遊覧船に乗っていました。その途中で彼は船酔いになり、入れ歯を海に落としてしまいました。
それから3カ月後、漁師がラジオで奇妙な体験談を語りました。漁獲中にタラを捕ったのですが、そのタラの中に入れ歯が入っていたというのです! ストゥープ氏はたまたまその放送を聞いていました。彼はラジオ局に連絡して、無事、自分の入れ歯を取り戻したのでした。
1993年の統計によると、北海だけで推定1億9900万匹のタラがいたそうです。彼が入れ歯を取り戻せる確率はどのくらいでしょうか……?