トルコの南海岸沿いを旅していたイギリス人の作家が数百年前にタイムスリップ？
1984 年、イギリスの作家であるアンソニー・ピークは、トルコの南海岸沿いを少人数の観光客とともに旅していた。
ブーク・メンデラス川沿いのミレトスに到着したピーク氏は、周囲の美しい景色をじっくりと眺める時間が欲しいと思い、一緒に旅した観光客のグループから離れた。
ミレトス：小アジアにあったイオニア人の都市国家。 トルコ西部、メンデレス川の河口付近に位置し、エーゲ海に面する港があったが、現在は土砂の堆積により約15キロメートル内陸に位置する。 紀元前7世紀以降、黒海沿岸に多くの植民都市を建設。
しばらくして、古いモスクに遭遇。このモスクは 13 世紀に建てられたことが後に分かった。建物が開かれていたので、ピーク氏は階段を上り、川の谷を見下ろす頂上に座った。
彼はそこで奇妙な体験をした。空気が非常に重くなったそうだ。また、近くの丘が、少し前まで川の反対側にあったのに、今では海に囲まれた島の一部になっていることに気付いた。次の瞬間、島の端から古代ギリシャのティレム船と思われる船首が姿を現した。
驚いて座っていると、船とその周囲の風景は現れたのと同じくらい早く消え去り、混乱状態に陥ったという。ピーク氏は数百年前にタイムスリップしたのだろうか？