これは日本の男性、P・アンジェリックさんの体験談です。
幼稚園に通ってた頃の話。当時僕にはサンクチュアリが在りました。僕にしか行けず、見えず、大人は勿論(親や先生)友達にすら行けなかったのです。僕の住んでいた場所は、住宅街で遊び場といえば小さな公園しかなかったのです。
でも、僕の聖域には森と透き通った小川と、小さな花園がありました。魚やザリガニ、巨大なタニシ、綺麗な花など、こちらの世界に持ち帰ることができたので、親や友達は「何処で拾ってきたの?」と不思議がっていました。
ふと気がつくと、いつしか僕も行けなくなりました。どうしても、行き方がわからないのです。毎日行ってた場所なのに・・・大人になった今も時々思い出して、もう一度だけ・・と思うことがあります。作り話の様ですが、本当の話です。
出典:【ゆがみ】時空の歪みPart8【ひずみ】