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■ミステリー・ゾーン

原題: The Twilight Zone
放映年月日: 1959年10月02日〜1964年06月19日
製作国: アメリカ
主演者: ロッド・サーリング ... ナレーター
放映時間: 25分(138エピソード)、51分(18エピソード)

■シリーズ概観

『ミステリー・ゾーン』はテレビ作家のロッド・サーリングが作り出したアンソロジー・シリーズ。サーリング自身がナレーターも務めています。

この番組は1959年から64年にかけて5シーズン続き、全部で156本のエピソードが作られました。そのうち138話は30分もので、18話は60分ものでした。一話完結で、物語の内容はSF、ファンタジー、ホラー、コメディなどさまざま。ただ、すべての物語に共通しているのは普通の人々が突如として不思議な超自然現象の世界に引き込まれるという展開でした。話の最後で意外なオチが用意されている場合が多く、それがこの番組の魅力のひとつになっています。

原題『トワイライト・ゾーン』の「トワイライト」とは「たそがれ時」の意で、「トワイライト・ゾーン」は「二者間の境界が曖昧な中間領域」の意。日没前後の昼と夜の合間で異世界が垣間見えるといわれているため、この題がつけられたようです。日本語でこの時間帯を「逢魔が時(おうまがどき)」と呼ぶそうです。まったく文化が異なる日本と西洋で、同じような発想をするとは、なんと興味深いことでしょう!

■『ミステリー・ゾーン』はこうして生まれた

1958年、ロッド・サーリングは新しいTVシリーズの企画を立て、パイロット・エピソード(新番組の見本)『ザ・タイム・エレメント』の脚本を執筆しました。CBSネットワークはこの脚本を買ったものの、すぐに棚上げにしてしまいました。

当時、CBSネットワークで『ウェスティングハウス・デジルー・プレイハウス』と題されたシリーズが放送されていました。これは『アイ・ラブ・ルーシー』でおなじみのルシル・ボールの元夫・デジ・アーナズが司会を務めたドラマのアンソロジー・シリーズでした。

このシリーズのプロデューサーだったバート・グラネットは、番組の質を高めるため、有名な脚本家の作品を取り上げることにしました。そこで彼はロッド・サーリングに着目しました。彼の作品『ザ・タイム・エレメント』がCBSの棚でホコリをかぶっていることを知った彼は、CBSにこの作品をドラマ化するよう熱心に説得しました。当初CBSは乗り気でなかったのですが、グラネット氏の熱意にほだされ、遂にドラマ化を承諾しました。

紆余曲折を経て『ザ・タイム・エレメント』は完成し、1958年11月24日に放送されました。主演は当時人気のあったコメディアンのウィリアム・ベンディックスと、映画『サイコ』で私立探偵の役を演じたマーティン・バルサムでした。

このエピソードは視聴者から多大の反響を呼んだのみならず、各新聞から高く評価されました。そこでCBSはこの作品を棚上げにしたことが間違いだったことを悟り、新番組『ミステリー・ゾーン』を製作することを決意したのです。

■ザ・タイム・エレメント

このように、本来なら第1話になるはずだった『ザ・タイム・エレメント』は、別の番組で放送されてしまったので、『ミステリー・ゾーン』には組み込まれませんでした。このエピソードのあらすじを以下でご紹介します。結末まで書いてありますのでご了承ください。

バーテンダーのピート・ジェンセン(ベンディックス)は精神分析医のギレズピー医師(バルサム)の診療所を訪ねる。最近ジェンセンは悪夢を繰り返し見ていた。

この夢の中で、彼は1941年12月6日のホノルルにいた。この日は真珠湾攻撃の一日前にあたる。彼は人々に攻撃のことを警告しようとするが、誰も聞く耳を持たない。

しかも驚くべきことが明らかになる。ジェンセンは、これが夢ではなく、過去へのタイムトラベルだと信じていたのだ。

この説を証明するために、彼は夢の中で会った少尉夫妻の実家の電話番号を調べ、電話してみた。電話に出たのは少尉の母親だった。彼女は、少尉夫妻が1941年12月7日にホノルルで死亡したことを告げた。

精神分析医の長椅子に横たわりながら、ジェンセンは眠りに落ちてしまう。目を覚ましたとき、彼はホノルルに戻っていた。時は1941年12月7日。真珠湾攻撃の日だ。彼はホテルの窓から日本軍の飛行機が迫ってくるのを見る。「言ったとおりだ! なぜ誰も俺の話を聞かなかったんだ!」と彼は叫ぶ。次の瞬間、彼は日本軍の銃撃に遭い、倒れた。

ギレズピー医師はハッとして目覚める。彼は診療室でうたた寝をしていたのだ。部屋には誰もいなかった。予定帳を見てみたが、この日は予約が一件も入っていなかった。

何かがおかしいと感じた医師は気持ちを静めるために、近くのバーに足を運ぶ。バーの壁にはピート・ジェンセンの写真がかけてあった。妙な胸騒ぎを覚えた彼はバーテンに話しかける。「あの男は誰だ?」と。

「あー、あれはピート・ジェンセンですよ。ここでバーテンをしていたんです。ご存知ですか?」

「いや。どこかで会ったことがあるような気がしたのでね。今彼はどこにいるんだい?」

「亡くなりました。真珠湾で殺されたんですよ」

■TVシリーズ『ミステリー・ゾーン』リメイクはまだありうる(2013年3月13日)

『ミステリー・ゾーン』が新しいTVシリーズとしてリメイクされることになったというニュースが昨年報道されましたが、その企画の責任者であるブライアン・シンガーが近況を説明しました。

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■TVシリーズ『ミステリー・ゾーン』がリメイク(2012年12月21日)

映画『X-MEN』の監督であるブライアン・シンガーが、アメリカのCBSネットワークと契約を結び、『ミステリー・ゾーン』をリメイクすることになりました。

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