これはイギリスの男性、Pさんの体験談です。
僕はイギリス出身で、スコットランドの田舎のど真ん中にある小さな町に住んでいます。ご存知かもしれませんが、スコットランドは霧が多く、雨が多いことで知られています。
ある日、彼女を助手席に乗せて、人里離れた小さな谷の真ん中を車で走っていました。谷ということで、両側は丘になっており、あたりは深い霧に包まれていました。人影はなく、午後6時頃だったので、日光はほとんどありませんでした。

運転中、彼女が携帯電話で時間をチェックしたら、ちょうど6時3分。「家に帰ろう」と彼女は言いました。彼女の家から僕たちがいた場所に着くまで、ほぼずっとまっすぐ運転して、約1時間かかりました。ですので、帰り道も同じくらいの時間がかかると想定しました。
走り出してから霧と雨が10分ほど続いたのですが、雨はすぐに止み、霧もすっかり晴れてしまいました。そして僕たちは彼女の家のすぐ前にいました! その時の驚きは、おそらく理解できるでしょう。
車はまだエンジンがかかっていたのに、ダッシュボードに装備されたデジタル時計は消えていました。ドライブ中、5分程度の曲を2曲聴いただけなので、運転時間はわずか10分だったはず。ところが、彼女が携帯を確認したら(バッテリー残量が90%もあるのに、勝手に電源が切れていました)、時刻はちょうど午後10時5分! つまり、4時間以上もドライブしていたことになります! 本来1時間かかるはずのドライブが、たった2曲(つまり10分)聴いただけで到着。なのに4時間以上もドライブしていたということです! これは一体どういうこと?
それと、これは余談なのですが、まだ起こっていない出来事の夢を見るようになりました。例えば、早朝の誰もいない公園で、青い服を着て自転車に乗った男性が横を通り過ぎ、ベンチにぶつかるという夢。翌日、彼女と公園に行ったら、全く同じことが起こりました! 服装も、スリップの仕方も、自転車のメーカーも、すべて同じでした。